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「何を習ってきたか」聞いていますか?②

こんにちは。算数教師のさいとうです。
昨日の続きになりますので、まだ昨日のブログをお読みでない方はこちらを先にご覧ください。

簡単にまとめると、以下の通りです。
●習ったことを誰かに話すと「理解が深まり」「記憶にも定着しやすく」なる
●子どもが「習ったことを話してくれる」ような質問をしてみましょう
●そのためには「何を習った?」と聞くのがいい
●聞かれなれていない子どもだと、上手く答えられない
●その場合はどうすればいいのか?←ここが今日の内容



【上手く答えが出てこない場合どうするか?】

①  「答えやすい質問」からしてみる

いきなり核心に迫るのではなく「授業はどうだった?(How)」「楽しかった?(Yes or Noで答えられる質問)」など、答えやすい質問から始めてみるといいでしょう。
そこから「どうして楽しかったの?」「何が楽しかったの?」と話を広げていきやすくなります。
 

② テキスト・ノートなどを見ながら話を聞く

実際にその日使ったテキストやノートを見ながらだと、話もしやすくなります。
見ることによって、記憶もよみがえってきますので、たくさん話が出てくるかもしれません。
聞く側からしても「ここはどういう意味なの?」と問題を指定して質問をすることができます。
 

③ つたない答えでも、答えられたことをほめてあげる
 
せっかく答えが返ってきたのに「もうちょっと上手に説明してよ」などと言ってしまうと、子どもはますます答えたくなくなってしまいます。
どんなにつたない答えでも、答えてくれたこと自体をほめてあげましょう。


④ きちんとリアクションする

せっかく答えが返ってきたのに「ふーん、そうなんだ」で終わらせると、子どもはがっかりします。
「おもしろそうだね!」とか「難しいこと勉強していてすごいね!(内容が難しくて、聞いてもよく分からない場合)」など「あなたが勉強してきた内容に興味があるんだよ」というメッセージを送ってあげてください。
このブログをお読みの方ならきっとできるはずです。
そもそも興味がなければ、このブログを読んでいないはずですから。


くり返しになりますが、こちらが想像している以上に子どもは上手く答えられません。
答えられないからといって「何も学んできていない」と決めつけないよう御願いします。
授業に来て、何も学ばない子はいません。塾講師の立場から断言いたします。
ただ、それがうまく表現できないだけなのです。
「そこは聞き方でカバーしてあげよう」というくらいの気持ちの方が上手くいきます。


さいとう


「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
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6月下旬に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。

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