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過去問対策について⑫(点数記録・提出・進めるペースについて)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
長らく扱ってきた過去問対策ですが、今日が最終回です。
 
 
【点数記録】

過去問の採点が終わったら、自分の得点を記録します。
お通いの塾から記入シートが配布されると思いますので、そちらを使用してください。
もらえない場合でも、市販の過去問集には自分の得点を記入するシートがついていますので、全く問題はありません。
過去問集のシートには「受験者平均点」「合格者平均点」「合格最低点」も載っていますので、自分の得点と比べて、今後の学習に大いに活かしましょう!
(学校側が公表していない場合は掲載されていません)
 
  
【塾の先生に提出し、アドバイスをもらう】
 
過去問を実施したら、必ず塾の先生に結果を報告しましょう。
塾の先生は「過去問でどれくらいの点数が取れるのか」「どの問題ができて、どの問題ができなかったのか」を知りたがっています。

ただ「点数だけの報告」だったり、「採点済みの解答用紙だけの提出」だったりすると、きちんとしたアドバイスが受けられません。
これだけだとアドバイスのしようがないからです。

結果報告に必要なのは以下の4点です。
●問題
●採点済み解答用紙
●得点記入シート(平均点なども記入)
●解き直しノート

この4点を提出すれば、塾の先生からかなり効果的なアドバイスが受けられるはずです。
 

【過去問を進めるペースについて】

始める時期にもよりますが、週に1~2回進めるのが現実的だと思います。
問題を解くだけならもっとできますが、解き直し・敗因分析をしなければ効果は半減します。
そして、解き直し・敗因分析にはそれなりの時間がかかるからです。
冬休みに入ると、時間的に余裕が出来ますので、過去問を解くペースが上げられます。
それまでは、どんなに大変でも週1~2回のペースを保ちましょう。


【困ったらすぐに相談を】

「どの学校からやればいいのか?」
「なかなか点数が取れるようにならない。どうすればいいのか?」などなど

過去問演習を進めるにあたって、さまざまな疑問や不安が出てくることと思います。
進め方に迷ったら、すぐに塾の先生に相談しましょう。


さいとう
 
 
過去問対策は、さいとう算数教室にお任せください!

さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
2015年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。

現在、無料体験授業の申し込みを受付中です。
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過去問対策について⑪(敗因分析について3)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
過去問対策について、今日を含めてあと2回です。
本日も敗因分析(計算問題以外の問題)についてです。


【その他の問題について】

正解できなかった原因は大きく3つに分けられます。

①やり方が分からず(忘れていて)、解けなかった
②間違ったやり方で解いてしまった
③やり方は分かっていたが、ミスによって間違えた
④時間がなくて、手がつけられなかった


まず④については、もう一度挑戦してみましょう。
できなければ①~③のどれかにあてはまるはずです。

では、今回も1つずつ見ていきましょう。


①やり方が分からず(忘れていて)、解けなかった

できなかった原因としていちばん多いのがこの理由ではないでしょうか。
解説を見て(聞いて)、解き方を覚えましょう。
「解き直しノート」に正しい解説を書き、後日もう一度挑戦してみてください。

特定の単元(例えば「食塩水」)の問題で不正解が続くようであれば「その単元の丸ごと復習」を検討しましょう。

途中まではできていたというケースも多いと思います。
「どこまでができて、どこからができなかったか」をはっきりさせることが大事です。


②間違ったやり方で解いてしまった

●違う解き方を持ち出してしまった
例:ニュートン算で解く問題なのに、つるかめ算を使って解いてしまった

●やり方を間違って覚えていた
例:「円周の長さ=半径×半径×円周率」と間違って覚えていた

●自分の都合のいいように問題を解釈してしまった
例:本当は違うのに「この三角形が二等辺三角形だから…」と決めつけて解いてしまった

この「勝手に決めつけて」しまうタイプは注意が必要です。
問題の条件を把握していないまま解き始めている可能性が高いです。
時間がかかってもいいので、必ず問題文の意味を理解してから解くようにしましょう。

理解するまでは解き始めてはいけません!
理解しないまま解き始めると、結果的に時間もかかりますし、なによりミスもしやすいため、いいことがありません。

 
③やり方は分かっていたが、ミスによって間違えた

これについては、昨日の記事を参考にして、分析を行ってください。
それ以外の原因としてはこのようなことも考えられます。

●図の書き間違え(記入ミス含む)
●別のものを求めてしまった
●比を逆にしてしまった

このとき「ミスさえなければ正解できたのだから大丈夫」と甘く見てはいけません。
できるはずの問題でミスをしてしまうのがいちばんもったいないのです。
入試で不合格になってしまうのは「できるはずの問題でミスしてしまった子」です。
(この分析は100%当てはまります!)
原因をしっかり分析して、くり返さないようにしましょう。


④時間がなくて、手がつけられなかった

先ほども言いましたが、まずはもう一度解いてみてください。
解けなければ①~③のどれにあてはまるかをチェックします。

もし解けた場合も安心してはいけません。
「解ける問題なのに、なぜ手がつけられなかったのか?」を分析する必要があります。

●そもそも解くスピードが遅いので、その問題にたどりつけなかった
●難しい問題に時間をかけすぎてしまい、時間が足りなくなってしまった
●一見難しそうだったので手をつけなかった

 
手がつけられなかったことにも、いくつかの原因があります。

「毎日欠かさず計算練習をしよう!」
「5分考えてできなければいったん飛ばすようにしよう!」
「見た目で判断せず、まずはやってから判断するようにしよう!」
上記のように、そこから教訓を得られれば最高です。


【敗因分析のまとめ】

●敗因分析を正しく行えば、ミスした分だけ成長できる!

敗因分析とは「その問題をなぜ間違えてしまったのかを分析する」ことです。
その目的は「自分のミスの傾向を知り、同じミスをくり返さないようにする」ためです。
これができれば、ミスをした分だけたくさんのことを学ぶことができます。
つまり「ミスした分だけ成長する」ことができるのです!


●どのようなミスをしたのか「解き直しノート」に記録をとっておく


敗因分析がスムーズに行えるようになったら、自分のしたミスを記録しておきましょう。
あらかじめ項目を書いておき「正」の字で数えあげていくという、本当に簡易的なもので構いません。
これをすることによって、自分のミスの傾向がさらにつかみやすくなります。


●間違えた問題は、後日必ずもう一度解く


理解できた解説を「解き直しノート」に書いておきましょう。
そのときは理解できたとしても、できるようになっているとは限りません。
日をあらためて、もう一度その問題に挑戦するようにしてください。

正解すれば「できるようになった」と考えてよいでしょう。
もしできなかった場合は「解き直しノート」の解説を見てください。
「ああ、そうだった!」となるはずです。
そして、できるようになるまでくり返し挑戦してください。


●敗因分析の目的を忘れないように!

分析に一生懸命になりすぎて肝心の目的を忘れることのないよう注意しなければなりません。
一生懸命敗因分析をしても、同じミスをくり返してしまったら、意味がないのです。

大事なのはその分析に「対策」を付け加えること。
対策とは「では、次からどうするか」ということです。

敗因分析:「難しい問題に時間をかけすぎてしまい、時間が足りなくなってしまった」
対策:「これからは、5分考えてできなければいったん飛ばすようにする」

対策は自分で考えるのがベストですが、思い浮かばないようであれば塾の先生にアドバイスをしてもらうとよいでしょう。

ミスをした分だけ成長しよう!


さいとう
 
 
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過去問対策について⑩(敗因分析について2)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
過去問対策について、今日も含めて残り3回です。
敗因分析について、昨日の続きです。


●計算問題のミスの原因●(昨日の確認)
①四則計算のミス
②数字の写し間違え・書き間違え
③計算順序のミス
④桁の間違え・小数点のつけ忘れ
⑤途中で終わらせてしまった
⑥計算ルールを忘れている・間違えて覚えている



①四則計算のミス
やはりいちばん多いのは、次のような「純粋な計算ミス」です。
・たし算のくり上がり、ひき算のくり下がり
・かけ算、わり算
・分数の計算
・小数の計算
志望校の入試問題もチェックし、どういう計算問題が出やすいのかを把握しておきましょう。


②数字の写し間違え・書き間違え
・自分が書いた「0」を「6」と誤認して計算をしてしまった
・正しい答えが出たのに、解答用紙に写すときに間違えてしまった
などのミスです。


③計算順序のミス
順序を間違えたことによるミスです。
□を求める計算(逆算)時に起きやすいです。
単純な計算でも起こる場合もあります。
20-6+4=10 ←これは6+4を先に計算してしまったことによるミス


④桁の間違え・小数点の位置間違え、つけ忘れ
②と似ている部分もありますが「位取り」を間違えるミスということで別扱いにしました。
大きな桁の計算をするとき、小数の計算をするときに間違えが多くなる人も多いです。


⑤途中で終わらせてしまった
本当はまだ計算途中なのに、それが答えだと思い込んでしまった。
何度も計算をしないと答えが出ない問題でありがちなミスです。


⑥計算ルールを忘れている・間違えて覚えている

計算のルールを忘れていたら解けない問題(解くのが大変になる問題)があります。
また、ルールを間違えて覚えてしまっているため、間違えることもあります。

例えば、小数で割るわり算の場合、小数点をずらし、わる数を整数にして計算するのですが、商の小数点と、あまりの小数点の位置はどうするか。

・商の小数点は、移動させた後の小数点に合わせて打つ
・あまりの小数点は、移動させる前の小数点に合わせて打つ

これを間違えて覚えていると、同様の計算問題はすべて間違えます。

また、九九を間違って覚えているケース。
もし「6×8=42」と覚えてしまっていれば、6×8がからむ計算はすべて間違えてしまうことになります。


ケアレスミスが原因の場合、何度かくり返しやれば正解できるわけですが、計算ルールを間違って覚えている場合は、何度やっても正解できません。


【まとめ】

ここまでみてきたように、計算ミス1つとってもその原因はさまざまです。
「どこの部分」で「どのようなミスをしたのか」をきちんと分析し、次に活かしましょう。
ミスの原因はケアレスミスだけとは限りません。
⑥のような原因も考えられますので「ケアレスミス」と簡単に決めつけないようにしてください。


【ミスを減らすために】

以前のブログにも書きましたが、計算ミスを減らすための第一歩は「自分がどのようなミスをするのか」を把握することです。
ミスの傾向が把握できれば、同じような場面で「以前ミスしたから気をつけよう」と慎重になれます。
その結果として、ミスは減るのです。

当ブログ「見直しの仕方」も合わせてご覧いただけると幸いです。


さいとう
 
 
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過去問対策について⑨(敗因分析について1)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
過去問対策について、全12回にわたって説明してまいります。
今日は「敗因分析」についてです。


敗因分析について

敗因分析とは「その問題をなぜ間違えてしまったのかを分析する」ことです。
その目的は「自分のミスの傾向を知り、同じミスをくり返さないようにする」ためです。
「計算問題」「大問」に分けて、その分析の仕方を説明していきます。


【計算問題の敗因分析】

計算問題をミスしたときに、たいして分析もせず「ケアレスミスしちゃった!」の一言で片づけてしまう人がいます。
こういう人は、計算ミスをし続けますので要注意です。
以下を参考にきちんと分析を行いましょう。

●ミスの原因(たいていこの6つのどれかです)●
①四則計算のミス
②数字の写し間違え・書き間違え
③計算順序の間違え
④桁の間違え・小数点のつけ忘れ
⑤途中で終わらせてしまった
⑥計算ルールを忘れている・間違えて覚えている
いわゆる「ケアレスミス」というのは、この中では①~⑤です。
意外にあなどれないのが⑥です。これは①~⑤と明らかに性質が違うミスです。
「ケアレスミス」で片付けてしまうと、本当の原因に気付くことができず、同じミスをくり返してしまうことになります。

明日はこの①~⑥をもう少し細かくみていきます。


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過去問対策について⑧(解き直しについて)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
過去問対策について、全12回にわたって説明してまいります。
過去問演習について、今日は大事な「解き直し」編です。

間違えた問題をそのままにしていては、過去問演習の効果が半減してしまいます。
私はよく生徒に「ミスした問題は宝の山」と話しています。
成長のヒントは「間違えた問題」にたくさん詰まっているからです!
採点後は必ず解き直しをし、敗因分析(なぜ間違えたのか)を行いましょう。


解き直しについて
間違えた問題は、もう一度解いてみることをおすすめしています。
(特に「時間が足りなくて解けなかった問題」)
「解き直し」用のノートを1冊用意し、そのノートに解き直しをしてください。
「できなかった問題なのだから、解き直しをしてもできないに決まっているじゃないか」と思われるかもしれませんが、実はそうでもないのです。
「テストのときはできなかったのに、家に帰ってもう一度やってみたらすんなり解けた」という経験はありませんか。
落ち着いてやれば正解できる問題はけっこう多いのです。
もちろん解き直しでもできない問題の方が多いでしょう。
その場合は、解説を読む(過去問集には簡単な解説がついています)か塾の先生に質問をし、解説してもらいましょう。
解説や質問で理解できたら、その「理解できた」解説を解き直し用のノートに書いておきましょう。
ここでは「理解できた」というのがポイントです!
あとで見返したときに「ああ、このやり方だった!」と分かるような解説でないと、意味がありません。
理解できない解説があったら、「何度も読んだり・聞いたりして理解を深める」か「別のやり方がないかを探る」ようにしましょう。


【補足】入試や模試には「解けなくてもいい問題」もある!
模試を受けると、各問題の「正答率」が分かるようになっています。

①「正答率が70%以上の問題」 を間違えるのと、
②「正答率が10%以下の問題」 を間違えるのでは、その意味合いは違います。

①は「得点すべき問題」のため、間違えてしまうと他の受験生に差をつけられてしまいます。
なぜなら70%以上の人が正解しているからです。

②は「得点できなくても大丈夫な問題」のため、間違えても他の受験生に差をつけられることはありません。
なぜなら10%以下の人しか正解していないからです。

テストの復習や解き直しをするときは、まず①のような問題を最優先にしてください。
私の場合、その生徒の力に応じて「正答率○%以上の問題を復習するように」と個別に指示を出しています。

算数が得意でない人が正答率10%以下の問題を解き直ししようとしても、解法を理解するのに時間がかかりますし、その割に定着しません(覚えていられません)
つまり、あまり効率的ではありません。

そんなことをするくらいなら、正答率が70%以上の問題の単元を再度復習する方がはるかにいいです。
時間は限られているので「何をやり、何をやらないのか」の取捨選択が大事です。
どの問題を復習すべきか、判断に迷ってたら担当の先生に相談してみるとよいでしょう。
塾の先生は冷静に分析をしてくれるはずです。


【解き直しのまとめ】

●専用のノートを1冊用意する
●間違えた問題をもう一度解いてみる
●それでもできない問題は、解説を読んだり、質問をしたりして理解する
●理解できた解説を、ノートに書いておく
(わからない解説を書く必要はない。理解できるまでくり返し聞くか、別の解き方がないか聞いてみる)
●すべての問題を解き直しする必要はない
(正答率が低い問題よりも、正答率が高い問題が優先)
さいとう
 
 
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