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過去問対策について⑧(解き直しについて)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
過去問対策について、全12回にわたって説明してまいります。
過去問演習について、今日は大事な「解き直し」編です。

間違えた問題をそのままにしていては、過去問演習の効果が半減してしまいます。
私はよく生徒に「ミスした問題は宝の山」と話しています。
成長のヒントは「間違えた問題」にたくさん詰まっているからです!
採点後は必ず解き直しをし、敗因分析(なぜ間違えたのか)を行いましょう。


解き直しについて
間違えた問題は、もう一度解いてみることをおすすめしています。
(特に「時間が足りなくて解けなかった問題」)
「解き直し」用のノートを1冊用意し、そのノートに解き直しをしてください。
「できなかった問題なのだから、解き直しをしてもできないに決まっているじゃないか」と思われるかもしれませんが、実はそうでもないのです。
「テストのときはできなかったのに、家に帰ってもう一度やってみたらすんなり解けた」という経験はありませんか。
落ち着いてやれば正解できる問題はけっこう多いのです。
もちろん解き直しでもできない問題の方が多いでしょう。
その場合は、解説を読む(過去問集には簡単な解説がついています)か塾の先生に質問をし、解説してもらいましょう。
解説や質問で理解できたら、その「理解できた」解説を解き直し用のノートに書いておきましょう。
ここでは「理解できた」というのがポイントです!
あとで見返したときに「ああ、このやり方だった!」と分かるような解説でないと、意味がありません。
理解できない解説があったら、「何度も読んだり・聞いたりして理解を深める」か「別のやり方がないかを探る」ようにしましょう。


【補足】入試や模試には「解けなくてもいい問題」もある!
模試を受けると、各問題の「正答率」が分かるようになっています。

①「正答率が70%以上の問題」 を間違えるのと、
②「正答率が10%以下の問題」 を間違えるのでは、その意味合いは違います。

①は「得点すべき問題」のため、間違えてしまうと他の受験生に差をつけられてしまいます。
なぜなら70%以上の人が正解しているからです。

②は「得点できなくても大丈夫な問題」のため、間違えても他の受験生に差をつけられることはありません。
なぜなら10%以下の人しか正解していないからです。

テストの復習や解き直しをするときは、まず①のような問題を最優先にしてください。
私の場合、その生徒の力に応じて「正答率○%以上の問題を復習するように」と個別に指示を出しています。

算数が得意でない人が正答率10%以下の問題を解き直ししようとしても、解法を理解するのに時間がかかりますし、その割に定着しません(覚えていられません)
つまり、あまり効率的ではありません。

そんなことをするくらいなら、正答率が70%以上の問題の単元を再度復習する方がはるかにいいです。
時間は限られているので「何をやり、何をやらないのか」の取捨選択が大事です。
どの問題を復習すべきか、判断に迷ってたら担当の先生に相談してみるとよいでしょう。
塾の先生は冷静に分析をしてくれるはずです。


【解き直しのまとめ】

●専用のノートを1冊用意する
●間違えた問題をもう一度解いてみる
●それでもできない問題は、解説を読んだり、質問をしたりして理解する
●理解できた解説を、ノートに書いておく
(わからない解説を書く必要はない。理解できるまでくり返し聞くか、別の解き方がないか聞いてみる)
●すべての問題を解き直しする必要はない
(正答率が低い問題よりも、正答率が高い問題が優先)
さいとう
 
 
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