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過去問対策について⑩(敗因分析について2)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
過去問対策について、今日も含めて残り3回です。
敗因分析について、昨日の続きです。


●計算問題のミスの原因●(昨日の確認)
①四則計算のミス
②数字の写し間違え・書き間違え
③計算順序のミス
④桁の間違え・小数点のつけ忘れ
⑤途中で終わらせてしまった
⑥計算ルールを忘れている・間違えて覚えている



①四則計算のミス
やはりいちばん多いのは、次のような「純粋な計算ミス」です。
・たし算のくり上がり、ひき算のくり下がり
・かけ算、わり算
・分数の計算
・小数の計算
志望校の入試問題もチェックし、どういう計算問題が出やすいのかを把握しておきましょう。


②数字の写し間違え・書き間違え
・自分が書いた「0」を「6」と誤認して計算をしてしまった
・正しい答えが出たのに、解答用紙に写すときに間違えてしまった
などのミスです。


③計算順序のミス
順序を間違えたことによるミスです。
□を求める計算(逆算)時に起きやすいです。
単純な計算でも起こる場合もあります。
20-6+4=10 ←これは6+4を先に計算してしまったことによるミス


④桁の間違え・小数点の位置間違え、つけ忘れ
②と似ている部分もありますが「位取り」を間違えるミスということで別扱いにしました。
大きな桁の計算をするとき、小数の計算をするときに間違えが多くなる人も多いです。


⑤途中で終わらせてしまった
本当はまだ計算途中なのに、それが答えだと思い込んでしまった。
何度も計算をしないと答えが出ない問題でありがちなミスです。


⑥計算ルールを忘れている・間違えて覚えている

計算のルールを忘れていたら解けない問題(解くのが大変になる問題)があります。
また、ルールを間違えて覚えてしまっているため、間違えることもあります。

例えば、小数で割るわり算の場合、小数点をずらし、わる数を整数にして計算するのですが、商の小数点と、あまりの小数点の位置はどうするか。

・商の小数点は、移動させた後の小数点に合わせて打つ
・あまりの小数点は、移動させる前の小数点に合わせて打つ

これを間違えて覚えていると、同様の計算問題はすべて間違えます。

また、九九を間違って覚えているケース。
もし「6×8=42」と覚えてしまっていれば、6×8がからむ計算はすべて間違えてしまうことになります。


ケアレスミスが原因の場合、何度かくり返しやれば正解できるわけですが、計算ルールを間違って覚えている場合は、何度やっても正解できません。


【まとめ】

ここまでみてきたように、計算ミス1つとってもその原因はさまざまです。
「どこの部分」で「どのようなミスをしたのか」をきちんと分析し、次に活かしましょう。
ミスの原因はケアレスミスだけとは限りません。
⑥のような原因も考えられますので「ケアレスミス」と簡単に決めつけないようにしてください。


【ミスを減らすために】

以前のブログにも書きましたが、計算ミスを減らすための第一歩は「自分がどのようなミスをするのか」を把握することです。
ミスの傾向が把握できれば、同じような場面で「以前ミスしたから気をつけよう」と慎重になれます。
その結果として、ミスは減るのです。

当ブログ「見直しの仕方」も合わせてご覧いただけると幸いです。


さいとう
 
 
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