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計算の工夫⑦(キリのいい数との差で考える)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
今日は早速問題から入ります。

問題
Aさんは130円(100円玉1枚+10円玉3枚)、Bさんは100円(100円玉1枚)を持っています。
BさんからAさんに80円あげるためにはどうすればいいですか。
(ただし両替はできないものとします)


100円玉を1枚しか持っていないBさんが、どうやってAさんに80円あげるかという問題です。
皆さんもうお分かりですね。


解答
BさんはAさんに100円玉を1枚渡し、Aさんから10円玉を2枚もらう

Aさんの立場で考えてみます。
まずAさんは100円をもらいます。でも、実際もらうのは80円なので、20円もらいすぎです。だから、Bさんに20円を返してあげます。



では、これを踏まえて次の計算を工夫して解いてみましょう!
以下は6月16日のブログ内容をより分かりやすくまとめてみました。

① 256+98

② 256-98

③ 9999+999+99+9

さあ、解き方の工夫はひらめきましたか。


① 256+98

+98を「98円もらう」と考えてみましょう。
「98=100-2」であることを利用します。

256+100=356 ・・・まず100もらいました
356-2354   ・・・でも、もらいすぎなので2返しました


② 256-98

-98を「98円あげる」と考えてみましょう。
「98=100-2」であることを利用します。

256-100=156 ・・・まず100あげました
156+2158    ・・・でも、あげすぎなので2返してもらいました


③ 9999+999+99+9

「9999=10000-1」「999=1000-1」・・・
であることを利用します。

10000+1000+100+10=11110 ・・・まず10000と1000と100と10をもらいました。
11110-411106 ・・・でも、もらいすぎなので4返しました


①の問題は最後に-2、②は+2、③は-4をしていますが、慣れないとたし算、ひき算を逆にしてしまう場合があります。
ここで「もらう」「あげる」「返す」という言葉を使うのは、混乱してしまうのを防ぐための工夫です。
説明していることは同じなのですが、こうした言葉を使うとより親しみがもて、理解もしやすいようです。


さいとう
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