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計算の工夫③(分配法則の応用その1)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
以前取り上げて好評だった計算の工夫について取り上げています。
 
今日から3日間のテーマは「分配法則」です。
「分配法則って何だっけ?」という方は、以下をご覧下さい。
ご存じの方はここから15行ほど飛ばして【分配法則の応用その1】からお読みください。


6/12のブログより 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「分配法則」は算数・数学用語で、
「A×B+A×C=A×(B+C)」というルールのことです。

簡単に言うと「A×B+A×C」も「A×(B+C)」も答えが一緒になるから、どちらでもやりやすい方でやっていいですよ、ということです。

例:①32×48+32×52=②32×(48+52)

①でやっても、②でやってもどちらも答えは同じになります。

①だと
32×48=1536
32×52=1664
1536+1664=3200 となります。

②だと
48+52=100
32×100=3200 となります。

どちらがやりやすいかは言うまでもありませんね!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

【分配法則の応用その1】

問題 「39×52+78×24」を計算しなさい。

まともに計算しようとした人、ちょっと待ってください。
この問題でも分配法則が利用できます(分配法則の応用編ですからね!)
「でも、さっきの例と違って、同じ数字がないじゃないですか?」という不満の声が聞こえてきそうです。

確かにこのままの形だと分配法則は使えませんので、式の形を変えてみます。
その際のポイントは「39と78が仲間の数字」であること。
39×2=78 78÷2=39 ということに気づければ、一気に答えが求められます。

式の後半「78×24」に注目し、以下の手順で変形していきます。
①78を2でわって39にする
②24に2をかけて48にする

まず片方を÷2します。しかし、これだと答えが変わってしまうのでもう片方を×2します。
これで答えを変えずに、変形することができました。

つまり、78×24=39×48 ということですね!

では、もう一度問題に戻って解いていきます。

 39 × 52 + 78 × 24 ・・・式を変形する前
                      ↓÷2  ↓×2
39 × 52 + 39 × 48 ・・・式を変形した後(これで分配法則が使えるようになりました!)

=39×(52+48)
=39×100
3900 ←これが答え


いかがでしょうか。39と78の関係性に気づけるかが最大のポイントです。
まともに計算するのに比べ、かなり楽な計算になりました!
これなら暗算でもいけそうですね!


さいとう


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