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伸びる子の特徴⑥

こんにちは。算数教師のさいとうです。
今週は伸びる子の特徴についてです。
 

授業を受けるとき…
伸びる子は大事なポイントを押さえるため、一生懸命「聴いて」いる
伸びない子は板書をきれいに写すため、一生懸命「書いて」いる
 
 
【解説】

「先生の話をしっかり聴き(聞き)ましょう!」
学校や塾でよく言われるセリフですが、これは正しいです。
何かを理解するためには、まず「聴く」ことが大事なのです。

ちなみに「聴く」と「聞く」には意味の違いがあります。
聴く…耳を傾け、注意して聞き取る
聞く…耳で音や声を感じ取る
※今日の話の「きく」は、より正確な意味を表す「聴く」を使いますね。

「伸びる子」も「伸びない子」も授業中は一生懸命なのですが、何に一生懸命になっているのかが違います。

「伸びる子」は「聴く」こと。※もちろん「書く」こともできています。
「伸びない子」は「書く」こと。
(聴きもしない、書きもしない子は論外です)

私たち教師は、伝えたいことすべてを板書しているわけではありません。
別に意地悪をしたり、手を抜いたりしている訳ではありません。
伝えたいことを文字にすると相当な量になりますし、そもそも書くのには時間がかかります。
現実問題としてすべてを書くのは不可能なのです。

では、書けない分はどうするかというと「話す」のです。
文字だけでは分かりにくそうなところを「話し」、理解の手助けになるようにしています。
つまり、きちんと聴いていれば理解できるということです。
逆に言うと、書くことに夢中になって教師の話を聞き逃してしまうと、あとでノートを見返したときに、式と式のつながりが分からなくなることがあります。

授業で一番大事なのは、板書を写すことではありません。
板書を写しに来ているだけならば、テキストや参考書を買えば十分です。

授業で一番大事なのは、先生の話を「聴く」ことです。
言い換えると、これこそが授業を受ける意味だと思うのです。

さあ、今日から「聴く」ことを意識しましょう!


さいとう

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