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「時間配分」と「取捨選択」⑬(点数が取れる問題を優先して解く1)

こんにちは。算数教師のさいとうです。

きのうも書きましたが、入試問題は大きく次の3通りに分かれます。

①答えだけを書けばいい学校

②式や考え方も書かせる学校

③問題によっては式や考え方も書かせる学校(①・②の中間)


なぜこのような話をしたかというと、

入試問題の形式が「取捨選択」の判断に大きな影響を与えるからです。


【これだけは絶対に押さえておきたい「取捨選択」のポイント】

③点数が取れる問題を優先して解く
 
これができるようになれば、かなり安定して得点が取れるようになります。

ちょっと分かりづらいので、例を挙げて説明します。
 
正解を出すために5つの手順が必要な問題(配点は10点)があるとしましょう。
(分かりにくければ5つの式が必要、と考えていただいても構いません)

●そして問題に手をつけてみたところ「答えを出すのは難しそうだ」と感じました。
●しかし、その一方で「3つ目の手順まではいけそうだ」と感じました。

この場合、どうすればよいのでしょうか?


①答えだけを書けばいい学校の場合

結論から申し上げると、この問題は無理して解かない方がよいでしょう。
(他の問題が全部解き終わり、あとはこの問題を残すのみ、という場合は別です)

きのうもお伝えした通り、正解を出してそれを解答用紙に書かなければ点数がもらえません。

全く分かっていなければもちろん0点です。これは当たり前です。

60%分かっていたとしても、正しい答えが出せなければ0点です。

90%分かっていたとしても、正しい答えが出せなければやっぱり0点なのです。

ですから「最後まで解き切るのが難しい」と判断したら、その問題はとばし、

他の問題に取り組むか、解けた問題にミスがないかを徹底的にチェックするのがよいでしょう。

前にもお話しましたが、そのときはよく分からなかったとしても、

他の問題を解いているときに、とばした問題の解き方を急に思いつく!

という場合もあります。

「いったんとばす」という判断は子ども達にとってかなり勇気がいります。

だからこそ、過去問演習で訓練しておきたいのです。


では②式や考え方も書かせる学校

の場合はどのように判断すればよいでしょうか。

明日に続きます。


さいとう


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