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授業へのこだわり⑤(「結果」だけでなく「プロセス」にもこだわる)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
今日の内容は「授業へのこだわり」というより「指導全般へのこだわり」と言った方がいいかもしれません。

私が塾教師として大事にしているのは「結果」だけでなく「プロセス」にもこだわるということです。
より正確に言うと次のようになります。
「結果」が絶対に必要な場面では結果にこだわり、そうでない場面では「プロセス」の方にこだわる。

結果が必要な場面としていちばん分かりやすいのは「入試本番」でしょう。
私は、入試で結果を出すことに全身全霊をかけます。
(ここにこだわれない塾や、塾講師には存在価値はありません)

ただし、それ以外の場面ではプロセスの方に重点を置いています。
「とにかく結果だ!」とばかりに、結果ばかりを見ていると、大事なものを見落とす可能性があるからです。

模試の結果は気になりますが、結果だけ見て「良かった」「悪かった」と言っていても次につながりません。
●模試に向けての準備は適切だったか
●試験中の時間の使い方は適切だったか
結果にこだわらなくてもいい場面だからこそ、プロセスの振り返りに力を入れたいのです。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉があります。
元プロ野球監督の野村克也さんが使って有名な言葉ですが、もともとは江戸時代後期の平戸藩主、松浦静山という人の言葉だそうです。

たまたま成功することはあるけど、たまたま失敗することはない。
失敗には必ず、その失敗にいたった原因があるはずだ。

ということですが、ここから言えるのは次の2つだと思います。

①失敗には必ず原因があるので、きちんと究明すること
②たまたま成功したときほど注意すること

①については、このブログでもよく話題に挙げていますので割愛します。
②については、本当に気をつけなければなりません。たまたま成功したのを実力だと勘違いしてしまうと、思わぬところで足下をすくわれてしまうからです。

負けたのはプロセスが間違っていたから。
しかし、間違ったプロセスでも勝つことがある。

親や本人はどうしても結果にこだわってしまうので、このことを見落としがちです。
さらに塾教師までもが結果ばかりを見ていては困ります。
くり返しますが「結果が正しければ、その過程もすべて正しい」というわけではありません。
「今回はたまたまうまくいっただけです。プロセスのこことここが間違っていますよ」と冷静に分析できなければいけません。

思わぬ失敗をしないためには、プロセス重視の姿勢も大事なのです。
 
 
さいとう


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