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「〇〇くん(さん)よりもいい点数だった」②

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。
 
昨日の続きです。

【昨日の内容】

テストで良くない点数を取ってしまった子どもが、
「でも、〇〇くん(さん)よりもいい点数だった」
と、自分よりも点数の低い人を持ち出して来ました。

このとき、多くの方は
「自分よりもできない人と比べるんじゃありません」
と注意するのではないでしょうか。
では、自分よりできる人と比べればいいのでしょうか。


ここから今日の内容です。

結論から申し上げると、できる人と比べればいいという訳でもありません。
 
例えば、よくできるCくんと比べるとします。
現時点の実力はCくんの方が上なので、テストの点数で上回ることは難しい。
負けてしまうことが多くなるでしょう。
それが続くと、この子はだんだんと自信を失うことになるのではないでしょうか。

最悪の場合、
「Cくんは自分とは頭の出来が違う(だから勝てなくても仕方がない)」
「自分は算数が苦手だし、才能がない(だからできなくても仕方がない)」
やっても仕方がない・やってもどうぜ出来るようにならない、と感じてしまい、努力を放棄してしまうかもしれません。

できる人と比べられたときに「自分も見習ってがんばろう」となればいいですし、大人はそれを狙っています。
しかしたいていはうまくいきません。

本来であればCくんだけでなく、この子だって成長しているはずです。
成長の度合いでCくんを上回れないから勝てないだけで、成長はしているのです。
 
しかし自分よりもできる人と比べていると「自分の成長に目がいかなくなる」可能性があります。
自分の成長に目がいかないから自信を失い、学習の意欲も失ってしまうのです。
それだけは絶対に避けなければいけません。

自分よりできない人と比べると、油断につながる可能性がある
自分よりできる人と比べると、自信と共に学習の意欲を失ってしまう可能性がある
 
他人と比べるリスクを我々は認識しておく必要があるのです。


さいとう
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