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伸びる子の特徴④

こんにちは。算数教師のさいとうです。

よくない結果のテストが返されたとき…
伸びる子は「なぜ間違えたのか」を分析する
伸びない子は「ま、いっか」または「ケアレスミスしちゃった」で片づける

「解けた!」と思った問題が×になって返ってきたとき、その反応も「伸びる子」と「伸びない子」とでは大きく違います。

【解説】
塾講師の私は、問題を解いた子ども本人の目の前で○つけをすることがあります。
×をつけると「えー、なんで違うんですか!?」とか「どこが違うんですか!?」と食ってかかってくる生徒が過去に何人もいましたが、こういう子は間違いなく伸びました。
「伸びる子」は、間違えた問題から学べることを理解しています。
ですから「なぜ間違えたか?」をとにかく知りたいのです。
1つのミスをこれだけ深堀りできる真剣さがあれば、同じミスは繰り返さないでしょう。

一方の「伸びない子」は、いろいろ言い訳をしたあげく「ま、いっか」で片づけます。
せっかくの学びのチャンスをふいにしてしまうのです。

そして、「伸びない子」がよく使いたがるのが「ケアレスミス」という言葉です。
「ケアレスミスをしちゃった」という言葉の裏には「ケアレスミスさえしなければもっと点数が取れた」と気持ちがあります。だから「自分は大丈夫なんだ」と思いたいわけです。
結果、問題は放置されるので、また同じミスを繰り返してしまうのです。
ケアレスミスの一言で片づけるのではなく「どこで」「どのような」ケアレスミスをしたのかをきちんと分析しましょうね。
(同ブログの「見直しの仕方」のカテゴリーも参考になさってください)

さいとう


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伸びる子の特徴③

こんにちは。算数教師のさいとうです。
今週は伸びる子の特徴についてです。

おとといはテストを受けるときのスタンスの違いについて、昨日は宿題をやるときのスタンスの違いについて話をしましたが、共通して言えるのは、

目の前の1問を真剣に解いているかどうか

これが「伸びる子」と「伸びない子」のいちばんの差です。


今日はその補足です。
「解いている問題のレベルは、子どもにとって適切ですか?」

目の前の1問を真剣に解いてほしいのですが、だからといって、実力とかけ離れすぎた難問ばかりをやらせても、あまり効果は得られません。
効果が得られないどころか、逆効果になります。

できない問題ばかりやらされて、不正解ばかりが続くと、当然子どもは嫌になりますよね。
しかもこの状況で「真剣に解くんだ!諦めるな!」と強制されると、算数嫌いにもなりかねません。(私なら確実になります…)

ですから、解かせる問題のレベルには、細心の注意を払わねばなりません。
人にもよりますが、自力で解ける問題40%、ちょっと難しい問題60%くらいがちょうどいいと思います。

算数に苦手意識がある場合は、自力で解ける問題を多め(60%以上)にしてください。
正解するごとに自信がつき、難しい問題にもチャレンジできるようになります。

算数が得意な場合は難しい問題を多めにしてください。
自力で解ける問題20%、ちょっと難しい問題60%、応用問題20%のようなイメージです。
算数が好きな子・得意な子には、難しい問題を解かせた方が喜びます。

適切なレベルの問題を解かせているからこそ、
「目の前の1問を真剣に解きなさい」と言えるのです。
この点、誤解のないように御願いします。

ただ、問題レベルの判断は保護者の方にとっては難しいと思います。
いま塾に通われている方は、授業担当の先生に相談してみてください。

集団塾では全員一律に宿題を出されていることもあります。
この場合も担当の先生に相談してみてください。
きっと優先順位をつけてくれるはずです。

①お子様にとって適切なレベルの課題を与えられるかどうか
②課題の優先順位を的確に示せるかどうか
これが優秀な教師とそうでない教師の差です。

そんなことはないと信じたいですが「基本から応用までとにかくテキストを全部やってください」と言う教師がいたら、教師失格です。

万が一このような雑な対応をされたら、こっそり私に相談しにいらしてください。
私が代わりにお示しします。どうぞお気軽に御相談ください。
※お子様の状況は、体験授業を受けていただければほぼつかめます。

さいとう


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土曜日 10:00~18:00
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伸びる子の特徴②

こんにちは。算数教師のさいとうです。
伸びる子の特徴、今日は宿題編です。

宿題をやるとき…
「伸びる子」は間違えた問題の解き直しをする。さらに類題を解いて定着させる。
「伸びない子」は答え合わせすらしない。しても○×をつけるだけ。


【宿題の目的】 
そもそも宿題はなんのためにやるのでしょうか。
今一度確認しておきます。
 
①理解度の確認
授業で学習した内容がどれだけ身についているか、宿題をやることで確認できます。

②できなかった問題の解き方を確認する
できる・できないを確認して終わりではありません。
できなかった問題については、解説を読んだり、先生に質問したりして、解き方を理解します。

③解き直しをする。さらに類題を解く
解き方を理解して終わりではありません。
本当にできるようになっているか、時間を置いて解き直しをしてみましょう。
さらに、他のテキストに載っている類題を解いてみると、定着度がさらにアップします。

ちなみに①~③までをきちんとできていれば偏差値60は必ずとれるようになります!

【解説】
「伸びる子」と「伸びない子」の違いは「宿題をやる目的」を理解できているかどうかです。
「伸びる子」は目的をしっかり理解していますので、①~③が自然とできています。

「伸びない子」は理解できていませんので、次のようなことを平気でやります。
●答え合わせをしない
●○×をつけるだけ
●×の横に正しい答えを書いて、青で○をつける(解説などは書かない)

普通の感覚であれば、自分が解いた問題が○なのか×なのかは気になりますよね。
もし間違っていたら、どうして違うのかが気になりますよね。
でも「伸びない子」はそれが気にならないのです。

なぜかと言うと「宿題を終わらせることが目的になっている」からです。
すなわち、宿題が作業になっている状態です。「とにかくやればいいんでしょ」状態です。
終わらせることが目的なので、その先にある「正解か不正解か」や「なぜ間違ったのか」は気にならないのです。

人は「できた問題」よりも「できなかった問題」の方からより多くのこと学べるのです。
できない問題をできないままで終わらせてしまうのは本当にもったいない!


【伸びる子になるためにできること】
①宿題をやる目的をきちんと理解させること
②目の前の1問を真剣に解くこと

①については上記の通りです。目的が理解できれば、行動が変わる可能性があります。
それから、私たち大人が「宿題を終わらせたか・終わらせていないか」だけで子どもを評価していないか、振り返ってみる必要があります。
大事なのは、終わらせたかどうかよりも、その「中身」です。

仮に半分しか終わっていなくても、先ほどの宿題の①~③がきちんとできていれば認めてあげてください。
そこを認めずに「ちゃんと終わらせないとダメじゃないか!」と説教してしまうから、終わらせることが目的の「伸びない子」になってしまうのです。

仮に全部終わらせたとしても、答え合わせすらしていない場合はあまりほめてはいけません。
そこで「全部できてエラいね」なんて言ってしまうから、終わらせることが目的の「伸びない子」になってしまうのです。

つまり、私たち大人が「中身が大事なんだよ」というメッセージをきちんと発信できるかどうかも、「伸びる子」になるか「伸びない子」になるかを決める要素なのです。
ぜひ、この点も覚えておいていただきたいです。


②については、昨日も言いました。
答え合わせをしなくても何とも思わないのは、その問題を真剣に解いていないからです。
真剣に解けば、絶対に結果(○か×)が気になるはずです。

○×をつけるだけですませてしまうのは、その問題を真剣に解いていないからです。
真剣に解いた結果、間違えていたなら「なぜ違ったのか?」が絶対に気になるはずです。

とにかく「伸びる子」になりたいと本気で思うのならば
まずは目の前の1問を真剣に解いてみよう!
そこからすべてが変わりますよ。


さいとう


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伸びる子の特徴①

こんにちは。算数教師のさいとうです。
今週は「算数が伸びる子の特徴」についてまとめていきます。

同じシチュエーションで「伸びる子は~する」「伸びない子は~する」の対比で分かりやすく説明しようと思います。
厳しい話も出てきますが、それだけ真剣に伝えたいということですので、どうかご容赦ください。


テストで解けない問題に出くわしたとき・・・
「伸びる子」は最後まで一生懸命考える。
「伸びない子」は早々に解くのを諦め、筆記用具をいじりはじめる。


【解説】
伸びる子も伸びない子も、自分が解ける問題はきちんと解きます。そこに差はありません。
いちばん差がつくのは「解けない問題」に出くわしたときの対応です。


「伸びる子」は時間が許す限り、その問題を考え続けます。

この解き方でうまくいかなければ、あの解き方を試してみよう、というように試行錯誤をするのです。
解ける・解けないに関わらず、最後まで鉛筆を持つ手が動いています。


「伸びない子」はすぐに解くのを諦めてしまいます。あまった時間で解いた問題の見直しをしてくれればいいのですが、そんなことはしません。たいていボーッとしたり、頬杖をついたり、筆記用具をいじったりしています。


率直に言わせていただくと、
入試本番でなければ、正解・不正解はさほど重要ではありません。
それよりも、最後まで諦めなかったかどうかの方がはるかに重要です。
(この2行が今日の最大のポイントです!)


実はこの差はとてつもなく大きいのです。
問題を解くときのスタンスの差は、解説を聞くときのスタンスの差にもつながります。


一生懸命解いていた子は、解説も真剣に聞くことができます。

解けなかった問題(正解できなかった問題)のときはなおさらです。
「どこまではできて、どこからができなかったか」が明確なので、解説で聞くべきポイントも明確になっています。
吸収力が抜群の状態で解説を聞くことができるので、どんどん伸びていきます!


一方、途中であきらめてしまった子はどうでしょうか。
そもそも問題に手をつけていないので「どこまではできて、どこからができなかったか」が明確ではありません。そのため、解説を漫然と聞いてしまうのです。
真剣に解けない人が、解説を真剣に聞けるはずがありませんよね。
よく考えてみれば当然なのですが、意外に見過ごされがちな事実です。

分からなくても解説を聞けばいいや、と安易に考えがちですが、
「真剣に問題を解いていたかどうかで、解説の理解度も変わってくる」ということぜひ覚えておいてください。

●「伸びる子」になるためにできること●
まずは目の前の1問を真剣に解いてみよう!
そこからすべてが変わりますよ。


明日は宿題のやり方についてお話いたします。


さいとう


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