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ミスとの戦い㉓(「指差し確認」も効果的)

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。

「見間違え」「写し間違え」「書き間違え」などのミス防止には「指差し確認」も非常に効果的です。

「指差し確認」というのは、「○○よーし!」と電車の車掌さんがよくやっているアレです。

工事現場などでも実施されていますね。

1つのミスが命にかかわる可能性がある現場で取り入れられていて、

いまも残っている方法ですから、効果がない訳がありません!

答えが56と出たのに、解答用紙に65と書いてしまった・・・

このようなミスが防げますね。

ここは慎重にやらないと間違えそうだ、という場面でぜひ取り入れてみてください。

「ただの見直し」よりも効果が出ることをお約束いたします。


さいとう
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ミスとの戦い㉒(「見間違え」「写し間違え」「書き間違え」が多い人は)

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。

今日は「見間違え」「写し間違え」「書き間違え」などが多い人への対処法です。
(「見間違え」は自分の書いた数字を見間違えてしまうことを表しています)
 
「数字を大きく丁寧に、スペースを空けて書く」

これがすぐにできて確実に効果が出る方法です。

以前5年生で「8+10=28」と間違えた子がいました。

最後の最後にこの計算でやらかしてしまったのです。
(これで終わりという油断があったのかもしれません)

ここまでの道のりは本当に長かったので本当にもったいない・・・
 
私も本人もびっくりです。


では、どうしてこのようなミスが起こるのでしょうか。

まず、これは計算ミスではありません。(さすがに8+10は間違えません!)

「8+10」を「18+10」と誤認していたのです。
 
 スペースがふんだんにあるのにも関わらず、式をぐちゃぐちゃと小さく書いていたので、

上の式の1と下の式の8が重なって18に見えてしまった、というのが真相です。


「見間違え」「写し間違え」「書き間違え」は、

このような誤認によって引き起こされることが多いのです。
 
計算ミスとは違う原因で起こっているので、見直しでもこのミスは発見しづらいです。

なぜなら「18+10」であると本人が固く思い込んでしまっているからです。


このようなミスを防ぐためには「見直しの強化」ではなく

「誤認をしにくい環境をつくる」ことが大切です。

そのためには「数字を大きく丁寧に、スペースを空けて書く」と良いでしょう。


ふだんノートを使うときも

●式と式の間は1行空けるようにする

●分数は2行分を使って書く(1マスに書くとどうしても小さくなってしまう)

●図はできるだけ大きく書く

などの工夫が必要です。


さいとう

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ミスとの戦い㉑(音読と一緒に試してほしいこと)

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。

音読と一緒にすると効果的なのが、

問題文の中で注意しないといけない点を、子ども自身に指摘させる

ということです。

例えば次のような2つの問題文があったとします。

まずは1つ目。これはしょっちゅう出てくる「典型問題」です。


問題1
1,2,3,4,5の数字が書かれたカードが1まいずつあります。
このカードを並べて3けたの整数を作ります。3けたの整数は何通りできますか。
 
次の「問題2」はさまざまなところにワナがしかけてあります。
うっかり読み落としてしまいそうなところはどこでしょうか?


問題2
0,1,2,3,4の数字が書かれたカードがたくさんあります。
このカードを並べて4けたの整数を作ります。このとき偶数は何通りできますか。
 
ひっかかりそうなポイントはいくつ見つかりましたか?


下に子ども達がひっかかるポイントを赤で示しました。

問題2
,1,2,3,4の数字が書かれたカードがたくさんあります。
このカードを並べて4けたの整数を作ります。このとき偶数は何通りできますか。

こんなに短い文章の中に注意ポイントが4つもあるんです。
ひとつひとつに少し説明を加えると、このようになります。
 
①0・・・0は千の位では使えない 
②たくさん・・・同じ数字を何回でも使える 
③4けた・・・この手の問題は「3けた」のことが多いため、つい3けたでやってしまう
④偶数・・・整数ではなく偶数!

ひっかかる人はこの中のいずれかにひっかかります。
おもしろいのが問題1を解き慣れている人ほど「いつもの問題だ!」と早合点してしまい、
大事な点を見落としてしまうことです。
(以前私が「油断したときほどミスが起こりやすい」と申し上げたのはこのことです)


見落としの多い子どもには「問題2」のようなひっかかりやすい問題を音読させたあとに、
「気を付ける点(引っかかりそうなところ)はどこかな?」と質問すると良いでしょう。

このとき「『たくさん』というところ!」とか「『偶数』というところ!」という答えが返ってくれば、そこで引っ掛かることはまずありません。
(逆に、ここで出てこなかった「4けた」という言葉は見落としている可能性があります)

「音読」+「指摘」 非常に強力なので、ぜひセットでお試しください。


さいとう

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ミスとの戦い⑳(見落としの多い人には「音読」を!)

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。

問題文の大事なところを見落としてしまうミス、よくありますよね。

これは問題文を「さらっと流して読んでいる(眺めているだけ)」ことが原因です。

つまり、読んだ「つもり」になっていて、実際には読んでいないのと同じです。

読み方そのものを変える必要があるので「きちんと読みなさい」と言ったところで一向に直らないとことも多いです。
(そもそも「きちんと読む」の「きちんと」が抽象的過ぎるのもありますが・・・)


このとき試していただきたいのが「問題文の音読」です!

音読なんて小学校低学年がやるものだと思った人はいませんか?

あなどってはいけません。音読の効果は絶大なんです!!!

なぜそう言い切れるかと言うと、実際に試して効果が出ているからです。

黙読して見逃していた部分があったときに、私は生徒に問題文の音読をさせます。

すると、ほぼ100%の確率で自分の見逃しに気づくことができます。
(1回目で気づかなくても、もう一回読ませるとたいてい気づきます)

音読するときは「一字一句」により自然と意識を向けられるからだと思います。

本当にすごいのでぜひ試してみてください。

いつまでやるかの目安をお伝えしておきます。

目指すのはふだんから音読レベルの読み方ができるようになること。

それができるようになれば音読からは卒業です!


【注意点】

①音読の効果は絶大ですが人に聞かせるつもりで音読をしないと効果が出ません。

②テストのときに音読してはいけませんよ!(心の中で「音読」しましょう!)


さいとう

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ミスとの戦い⑲(油断したときほどミスをする)

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。

久しぶりになりましたが、今日から再び「ミスとの戦い」です。

これまでは計算ミスを防ぐためのコツを中心にお伝えしてきましたが、 
ここからはその他のミスについて、ミスの種類とその防止策についてお伝えしていきます。

ただ、その前におさえておいていただきたいポイントがあります。

「ミスは油断したときや、気を緩めたときに起こりやすい」

私は子ども達のミスをたくさん見てきていますが、何でもないときにミスをするパターンが意外に多いです。

●「この問題、やったことがある!」
●「この問題は楽勝!」      
●「この計算ができれば終わりだ!」
などと思ったときほど危険です。

その点を踏まえながら、明日以降のブログをお読みいただきたいと思います。
 
 
さいとう

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