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宿題の目的は?⑤

こんにちは。算数教師のさいとうです。

最後に「解き直し」についてご説明いたします。

「間違い直し」をしただけでは、その問題ができるようになったかどうかは分かりません。
よく言われることですが「分かるとできるは違う」からです。

解説を見たり、説明を聞いたりして理解できた問題は、確認のために後日あらためて挑戦してみてください。
これが「解き直し」です。

何も見ずに自力でできれば、その問題は身についたと言っていいでしょう。

もし分からなければ、ノートの解説を見て解き方を思い出しましょう。
きのうのブログで「答えや式だけ書くだけではなく、図はもちろん、ポイントとなる考え方などもメモしておかなければなりませんと述べました。
これがきちんとできていれば、ノートを見て「ああそうだった!」となるはずです。
1回目の解き直しのときにできなかった問題は、後日再挑戦し、できるようになったかどうかを確認します。

要するに「できるようになるまで何度でもやり直す」ということです。

時間が足りないのを理由に「解き直し」をやっていない子が多いですが、本来はここまでやる必要があるのです。

逆に言うと、ここまでやればどんな子でも絶対にできるようになります。


【追伸】

ただし、やらせる問題のレベルには十分注意してください。
苦手な子に超難問をできるまでやらせる、というのは苦痛以外の何物でもありません。
かえって算数に対して苦手意識を持ってしまい、逆効果です。
あくまで「その子にあったレベルの問題」を意識してやらせるようにしましょう。


さいとう


「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」

さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
大田区にある中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。
2015年夏に開校しました。

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~雪が谷大塚~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
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宿題の目的は?④

こんにちは。算数教師のさいとうです。

きのうも書きましたが、間違い直しの目的は、
「今度同じ問題が出てきたときに、間違えないようにするため」です。
言い方を変えると、
「できなかった問題をできるようにするため」です。
  

まず、間違えたときには解説を見てどこをどう間違えたのかをチェックします。
ただ、 世の中には分かりにくい解説が意外と多く、解説を読んでもよく分からないという場合があります。
そのときに解説の意味を理解しようとせずに、ただ書き写すだけでは意味がありません。
また自分が理解できない解説を書き写すのも意味がありません。
それでは、ただの手の運動になってしまいます・・・。

ではどうすればいいかと言うと、
分かる誰かに聞いて教えてもらえばいいのです。
 
しかし、せっかく教えてもらってやり方が分かったのに、
「式を導き出すための図をかかずに、答えや式だけ書くだけ」という人がいます。
答えだけ、式だけでは、あとで見たときにどう解いたのかが分かりません。
それでは意味がないのです。

図はもちろん、ポイントとなる考え方などもメモしておかなければなりません。
もしまた分からなくなっても「ここを見れば大丈夫!」と言えるように仕上げます。

一口に「間違い直し」と言っても、その目的を理解しているかどうかでかなり差がつきます。
理解が伴っていないようであれば、
「それで本当にできるようになるの?」
「では、どうすればいいかな?」
このような問いかけをくり返す必要があります。

宿題の目的、明日が最終回です。
 
 
さいとう


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宿題の目的は?③

こんにちは。算数教師のさいとうです。

今日は「間違い直し」についてです。


子どもたちは「間違い直し」の目的をきちんと理解できているのでしょうか。
残念ながら理解できている子どもは非常に少ないです。

その証拠に、次のような人達が大勢います。
①何も考えずに流れ作業のように解説を書き写している人
②意味を理解していない解説をそのまま書き写している人
③(せっかく解説してもらったのに)やり方を書かずに答えだけ書いている人
④(せっかく解説してもらったのに)式だけしか書いていない人=図は面倒なのでかかない

なぜわざわざ間違い直しをするのかというと、
「今度同じ問題が出てきたときに、間違えないようにするため」です。
言い方を変えると、
「できなかった問題をできるようにするため」です。

この目的を忘れたままだと、間違い直しがただの手作業になってしまいます。

明日に続きます。

 
さいとう


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宿題の目的は?②

こんにちは。算数教師のさいとうです。

きのうも指摘しましたが、宿題の目的は大きく2つあります。

【宿題の目的】
①定着
②課題発見・克服


①「定着」について

せっかく授業で出来るようになっても、そのあと何もしなければ忘れてしまいます。
宿題で復習する(くり返し触れる)ことによって「記憶に残りやすく」なるのです。
先日「一気に終わらせるよりも、分けて取り組んだ方がいい」と言いました。
もうお分かりの方も多いと思いますが、これは定着率を高めるためなのです。


②「課題発見・克服」について

もう少し分かりやすく言うと、
「できない問題を見つけて、できるようにする」ということです。

多くの子ども達がこの目的を知らずに宿題に取り組んでいます。
きちんと理解していれば、
●答え合わせをしていない
●〇×をつけるだけで、間違い直しをしていない
のに平気でいられるはずがありません。

結局、できない問題が「1週間経ってもやっぱりできないまま」になっています。
テストで点数が取れないのも、ここに原因がありそうですね。


できない問題を見つけるためには「答え合わせ」が必要です。
答え合わせをしないと、どの問題ができていて、どの問題ができていないか分かりません。
できない問題をできるようにするための最初の一歩が「答え合わせ」なのです。

ただし、答え合わせだけではもちろん不十分です。
できない問題を見つけても、何も手を打たなければできないままだからです。

できるようにするためには「間違い直し」が必要なのですが、
この「間違い直し」のやり方を間違っている子どもが多いです。
 
 
明日はこの「間違い直し」についてご説明しようと思います。


さいとう


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宿題の目的は?①

こんにちは。算数教師のさいとうです。

伸びる子、伸びない子シリーズの第8回です。

伸びる子とは「入試で成功を収める子」
伸びない子とは「入試でうまくいかない子」 
と考えていただくと、分かりやすいかと思います。
  
  
 【⑧宿題の目的は?】
 
伸びる子は「定着」と「課題発見・克服」が目的になっている
伸びない子は「終わらせること」が目的になっている


【解説】

こんなお子さんはいませんか?

①宿題をやってこない・・・
②宿題の答え合わせをしていない・・・
③〇×をつけただけで、直しをしていない・・・

宿題で解いているはずなのに、テストで類題をまちがえてしまう。
よくよくチェックしてみると、宿題でも同じようにまちがえていた。
塾で子ども達を指導していると、このようなケースは日常茶飯事です。


「何のために宿題をやるの?」
と子どもたちに問いかけること多々あります。

目的を理解しないまま、ただ「終わらせること」が目的になっている子がそれだけ多いからです。

宿題の目的は大きく2つあると私は考えています。
1つ目は「定着」、2つ目は「課題発見・克服」です。

子どもたちに聞くと「定着させるため」という答えは返ってきますが、
2つ目の「課題発見・克服」まで出てくる子はあまりいません。

なぜでしょうか?
答えは簡単で「これまで教わってこなかったから」です。

もちろん、人から教えてもらわなくても自分で気づける人もいます。
ただ、気づけない人に対して「なぜ気づけないんだ!」と責めても仕方がありません。
いま目的を理解できていないなら、きちんと教えればいいのです。

明日に続きます。


さいとう


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