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ミスへの対策①(見直しの徹底)

こんにちは。算数教師のさいとうです。

きのうの生徒に対して、私が行ったことを記しておきます。
 
 
【見直しの徹底】

まずこの生徒には、テストのときは必ず見直しをするように徹底しました。

50分のテストであれば見直し時間は「最低10分」取るように指示しました。

見直しは強制にして

①すべての問題が終わっていなくても

②自信があろうとなかろうと

必ず行うようにさせました。

特に①がポイントです。

見直しは「時間に余裕があったらするもの」ではなく

「必ずするもの」という習慣を植え付けました。

そういうルールにしてしまえば、

きのうのようなことは起こりようがないと思ったからです。


【見直しの仕方】

見直しの範囲ですが「計算問題」「一行問題」は必ず行うようにしました。

この生徒の場合は「見直し」というよりやり直しをさせました。

「見直し」=「ただ眺めるだけ」になりがちだったので、
(しかも合っていると思い込んでいるので、肝心のミスに気づけない)

新たな気持ちでもう1回解かせるようにしたのです。

□を求める計算(逆算)の場合は、もう一度逆算をするのではなく、

□に自分の答えを入れて改めて計算させ、矛盾がないか確かめさせました。


以上の2点を徹底しただけで計算問題での失点はほとんどなくなりました。
 
同時に「意識改革」も行ったのですが、それは明日ご紹介いたします。


さいとう


「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」

さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
大田区にある中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。
2015年夏に開校しました。お陰様で1周年!

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~雪が谷大塚~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
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ミスが多い人は、実はその自覚がない!?②

こんにちは。算数教師のさいとうです。

きのう書いた「ミスが多いという自覚はあるがテストになると忘れてしまう」

という人の例を挙げておきます。


数年前に実際にあった話です。


ある生徒が塾のテストを受けて、散々な結果を持ってきました。

特に気になったのが4題ある計算問題をすべて間違えていたことです。

ここで20点落としていることになります。

テストのときの時間の使い方をヒアリングしてみると、

どうやら見直しをしていなかったようです。

その事実にもビックリなのですが(見直しについてはいつも言っていたのに)

合っていると思ったから見直しをしなかった」

という理由を聞いてさらにビックリしました。

(1)の問題で「143と129分の73」のような

「これはたぶん合ってないだろう」という答えを出していたので、

「この答えでおかしいと思わなかったの?」と聞いたところ、

ちょっとおかしいと思ったけど、よく分数の答えが出てくるから大丈夫だと思った」

という返事がかえってきて、ガックリした記憶があります。

(ちなみに正しい答えは「整数」でした・・・)


この生徒は算数が全然できませんでしたが、

このやりとりだけを見ても「確かにできないわけだ!」と納得する方もいらっしゃるのではないでしょうか。


ふだんから計算ミスが多く、自分でもそのことは分かっているのです。

ただ「テストになるとその自覚がなくなり」失敗してしまう典型例です。 
 
 
さいとう


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ミスが多い人は、実はその自覚がない!?①

こんにちは。算数教師のさいとうです。

ミスの多い人を見ていると、

「自分はミスが多い(自分はよくミスをする)」という自覚がない人がけっこういます。

自覚はあるがテストになると忘れてしまう、と言った方が正しいのかもしれません。

ミスを減らしたければ、まず自覚を持つところから始めてもらわないと、

それを防ぐためのアドバイスをしても結局はムダに終わってしまいます。


さいとう


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答え合わせについて

こんにちは。算数教師のさいとうです。

先日もふれましたが、ケアレスミスを防ぐための第一歩は、

「自分で答え合わせがきちんとできるようになる」

ということです。

きちんとというのは、
「正解にはもれなく〇をつけ、不正解にはもれなく×をつけることができる」
というレベルです。
 
「そんなの誰でもできるでしょ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
実はそうでもありません。

本当は間違っているのに気づかずに〇にしてしまう。
ということが起こりえるのです。
(逆に合っているのに×にするというケースはほとんどありません・・・)

 
冷静に考えると、答え合わせがきちんとできない子が、自分のミスを自分で発見できるとは思えませんよね。

だからこそ「小4からは自分で〇つけができるようにしてほしい」のです。
ただ、いままで親が〇つけをしていたのに、小4になった瞬間に「全部自分でやりなさい」と突き放したら、子どもが混乱してしまいます。

☆「小4になったら自分で〇つけをしようね」とあらかじめ伝えておくこと
☆小3のうちから〇つけの練習をさせてみる(範囲を限定して任せてみる)
☆きちんとできるようになるまでは親もチェックする

というように、ゆるやかに移行させていくのがよいでしょう。


【追伸】 親のチェックについて

子どもの〇つけが間違っていた場合の対処法ですが
ここでも「指摘をするのではなく気づかせる」アプローチが有効です。
  
  
さいとう


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ミスをしやすい人へ⑦(ミスを防ぐ方法を教える)

こんにちは。算数教師のさいとうです。

ミスしやすい子への対処法です。

①指摘する
②本人に気づかせる
③ミスを防ぐ方法を教える(②のあとに)

きのうは「指摘するより気づかせることが大切だ」と申し上げました。

ただ「気づかせて終わり」というだけでは、せっかくの成長の機会を逃してしまいます。
「どうすれば防げるのか」を合わせて伝えておくことが、子どものミスを減らすことにもつながります。

今日は③についてです。


③ミスを防ぐ方法を教える

まず「16÷□=32」の□を求める計算でつい、
32÷16=2と答えてしまう場合について考えてみましょう。
ちなみに、正しくは16÷32=0.5です。

32÷16=2とやってしまう子に「ちゃんと見直しをしなさい」と伝えても、
このミスは減らせません。

アドバイスの例としては、
●簡単な例で考えてみる
●もう一回同じ計算をするのではなく、自分の出した答えを□に入れて計算する
などが有効です。

もし「6÷3=2」の3の部分が□だったら、6÷2をして求めるはずです。
ということは「16÷□=32」であれば16÷32をして求めるはずです。

自分の答え2を□に入れて計算すると16÷2=8となり、32になりません。
ここでおかしいなと思うはずです。


先日の忘れ物の例であれば、
●リストを見ながら持ち物を確認する
●入っていたらチェックをつける
●全部チェックがついたら大丈夫
などが有効です。

塾講師に一流、二流・・・があるとしたら、ここまでやれなければ一流ではありません。

四流・・・生徒のミスを見逃す
三流・・・ミスを指摘するばかりで、生徒に気づかせることを知らない
二流・・・指摘だけでなく、生徒に気づかせることができる
一流・・・生徒に気づかせるだけでなく、防ぐ方法まで伝える

こんな感じでしょうか。


さいとう


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