とある算数教師のブログ「日々勉強中ー約10行日記」

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こんにちは。算数教師のさいとうです。

これを読んでいる受験生の皆さんに質問です。
みなさんは叱られることは多いですか。

ちなみに「叱る」と似た言葉に「怒る」がありますが、
私はこの２つを次のように明確に区別しています。

相手のためにするのが「叱る」
自分のためにするのが「怒る」

つまりイライラしている気持ちを解消するためにしたのであれば、
それは「叱る」ではなく「怒る」ということになります。

話が少しそれました。


叱られることは気分のいいものではありません。
できれば叱られたくはないですよね。
私だって叱られたくはありません。

叱る側の立場になって考えてみましょう。
みなさんも実際に叱る立場になると分かるのですが、
「叱る」という行為には大きなエネルギーを使います。

要するにものすごく疲れるわけです。
気分も悪くなるので、叱る側もできれば叱りたくありません。
では、そうまでして叱る理由は何でしょう。

それは叱る相手を大事に思っているからです。
大きなエネルギーを使うのですから、自分にとってどうでもいい相手を叱ることはありません。

どうでしょうか。
このように考えると「叱る」というイメージに少し変化が出てきたのではないでしょうか。

叱ってくれる人は、あなたのことを大事に思っている人です。
けっして嫌いだから叱るわけではありません。
あなたにもっと良くなってほしいから叱るのです。
 
いままで叱ってくれていた人が、急に叱らなくなったら要注意ですよ！
 
 
さいとう
 
 
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東急池上線(蒲田～旗の台～五反田)や東急大井町線(大井町～大岡山～自由が丘～二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
 

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こんにちは。算数教師のさいとうです。

最近よく「自分たちの〇〇をしたいと思います」という言葉を聞くようになりました。
私は「自分のベストを尽くします」と解釈しています。
「自分のベストを尽くせば、自然と結果もついてくる」ということですね。

受験に限らず、自分のベストを尽くすのは大事なことです。
勝敗がある場合、ベストを尽くしても勝てないこともあります。
ただ、ベストを尽くした結果であれば、不思議とすぐに受け入れられるものなのです。
「もうこれ以上は無理」というところまでやった訳ですから、すっきり諦めもつきます。

受験には勝敗を争うライバルがいますが、ライバルの点数はコントロールすることができません。
コントロールできないことは気にせず、自分のベストを尽くすことだけに集中しましょう。


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こんにちは。算数教師のさいとうです。

「課題は具体的に」今日が最終回です。 
 
課題を克服するために大事なのは、
課題設定が「正しく」かつ「明確」であること

いわゆる「勉強ができる子」というのは、課題設定がしっかりできるからこそ「勉強ができる子」になるのです。
 
では、課題設定ができていない子（「自分の課題を具体的に言えない子」や「課題が明確でない、すなわち『何が分からないのかが分からない』という子」）はどうすればいいのでしょうか。


今日はこの点について話を進めてまいります。
早速結論ですが、実はけっこう単純です。
「人に聞いてみる」ことです。
自分で考えて分からないのであれば、人に聞くのがいちばんです。


①塾の先生に聞く

聞く相手としていちばんに挙げられるのは何と言っても「塾の先生」です。
教科担当の先生に「自分の課題を教えてほしい」とお願いしてみましょう。

塾の先生はみなさんの様子をよく見ているので「何が課題なのか」をつかんでいます。
ぜひいろいろ聞いてみてください。

そのとき課題を聞くだけではもったいないです。
「どのように克服すればいいか」という質問を追加でしてみましょう。


②過去に受けたテストを参考にする

聞く相手は人だけではありません。
これまで受けた「テスト」も大いに利用できます。

いままでテストを何となく受けていませんでしたか。
「課題を明らかにする」というのがテストの大きな役割の１つです。

テストの成績表には出題単元・正答率が載っています。
「正答率が高いのに間違えてしまった問題はどの単元からの出題だろう？」
という視点でテストを分析すると、自分の課題が発見できます。

ただし古いもの(受けてから時間が経っているもの)はあまり参考になりません。
まずは10月・9月(受けたてほやほやの)テストを分析してみましょう！


さいとう
  
  
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こんにちは。算数教師のさいとうです。
 
昨日は自分の課題をできるだけ具体的に挙げることの大切さを説明しました。

「克服すべき課題(苦手なところ)は何ですか？」を尋ねられたときに、
「歴史です」と答えるのでは具体的ではありません。

「江戸の三大改革です。実行した人とその内容がまだあいまいです」
これくらい具体的に答えられる人は、必ず課題も克服できます。


しかし昨日の話を読んで、こう感じた人もいるはずです。

●そんなふうに自分の課題を具体的に言えない子だっている。
  自分の課題を具体的に答えられるのは、その子がある程度できる子だからだ！

●課題が明確でない、すなわち『何が分からないのかが分からない』という子
 もいるのではないか？


そうなんです！
まさにご指摘の通りです。

 
昨日もご説明しましたが、課題を克服するためには、まず課題を明確にしなければなりません。
そして、明確なだけではなく、正しくなければなりません。

課題設定が「正しく」かつ「明確」であること

いわゆる「勉強ができる子」というのは、課題設定がしっかりできるからこそ「勉強ができる子」になるのです。

一方、先ほどの「自分の課題を具体的に言えない子」や「課題が明確でない、すなわち『何が分からないのかが分からない』という子」）は課題設定ができていません。
課題設定ができていないから「勉強ができない子」のままなのです。

「課題の設定」は「勉強のできる子」「できない子」を分けるポイントになります。
つまり「課題克服の大事なポイントであり、かつ最も難しいポイントでもある」と言えるのです。


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こんにちは。算数教師のさいとうです。

今日は10月25日。
2月1日までいよいよあと100日を切りました。
(昨日10月24日があと100日でした)
 
受験生の皆さんはさまざまな課題を抱えていると思いますが、優先順位をつけて１つ１つクリアしていきましょう！

そこで私から提案です。

「各教科で克服すべき課題を紙に書き出してみましょう！」

課題を書き出すときのポイントはできるだけ「具体的」に書くことです。


例えば社会が苦手な人が３人います。
「克服すべき課題(苦手なところ)は何ですか？」を尋ねられたときに、3人は次のように答えました。

①「歴史です」

②「歴史です。特に江戸時代です」

③「歴史です。特に江戸時代の三大改革です。実行した人とその内容がまだあいまいです」

③の人は課題が具体的ではっきりしています。
ここまではっきりしていればすぐに克服できるでしょう。
何をすべきかがはっきりしていると、具体的な行動に移せるからです。

一方で①の人は課題が非常にぼんやりしています。
ぼんやりしている人に「じゃあ、課題を克服するために何をする？」と聞いても、
「えっと・・・まあ、とにかくテキストを復習してみます」
と、やはりぼんやりした答えしか返ってきません。
当然ながら、これでは課題は克服できません。


次のことをきちんと理解しましょう。

課題が具体的であれば、その対策もおのずと具体的になる
→だから結果が出る

課題があいまいであれば、その対策もおのずとあいまいになる
→だから結果が出ない

以上のことをふまえ、
「各教科で克服すべき課題を具体的に紙に書き出してみましょう！」


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