[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ありえない答えを書いてしまう・・・③
2019.09.19 Thursday 21:00 | 今日のひとこと
答えが大きすぎたり小さすぎたりしないかを確認すると、例えばこのようないいことがあります。
「ある中学校では男子と女子が合わせて350人います。(中略)文化部に所属している女子は95人です。(中略)女子の人数は何人ですか?」
上記問題の正解が190人だったとします。
そして、ある人が90人という答えを出したとします。
「ここで、90人はおかしい!」と気づくことができればチャンスです。
もう一度やり直ししてみると、くり下がりのミスで190とすべきところを90としていたことが分かりました。
こうして、この生徒は正しい答えの190を解答用紙に書くことができました。
きっかけは「90人は答えとしてはありえない」という視点です。
これがなければ、この人は解答用紙に90と書いて×をもらうでしょう。
「大きすぎたり小さすぎたりしないか」をチェックすることで、誤答と正答に変えるチャンスが生まれるのです。
さいとう
ありえない答えを書いてしまう・・・②
2019.09.18 Wednesday 21:00 | 今日のひとこと
こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。
「ある中学校では男子と女子が合わせて350人います。(中略)文化部に所属している女子は95人です。(中略)女子の人数は何人ですか?」
この問題に対する答えとして「400人」や「90人」はありえません。
なぜこのような答えを平気で書いてしまうかというと、答えの範囲を事前に(や事後に)確認していないからです。
このようなミスをよくする人へのアドバイスはたった1つ。
答えが出た後に「その答えが大きすぎたり小さすぎたりしないかを必ず確認すること」です。
(本音を言うと、問題を解く前に答えの範囲を考えてほしいのですが、これはなかなか難しいようです・・・)
「男女合わせて350人」とありますから、答えが350人を超えることはないはずです。
「文化部の女子が95人」とありますから、答えが95人を下回ることもないはずです。
ということで、答えが出たら「95より大きく350より小さい答えになっているか」をチェックしてみましょう。
(この手の問題では、およそ半分の175人くらいの答えになる可能性が高いです)
たったこれだけのことで、ありえない答えを書くことはなくなります。
さいとう
ありえない答えを書いてしまう・・・①
2019.09.17 Tuesday 21:00 | 今日のひとこと
例えば次のような問題があります。(問題文の途中を省略しています)
「ある中学校では男子と女子が合わせて350人います。(中略)文化部に所属している女子は95人です。(中略)女子の人数は何人ですか?」
ある生徒は400人と答えを出しました。
別の生徒は90人と答えを出しました。
どちらも「ありえない答え」です。
それは問題を解いていない人でも分かります。
このように、ありえない答えを平気で書いてしまう生徒はけっこういます。
問題なのはそれが「ありえない答え」であることに書いた本人がまったく気付いていないということです。
さいとう
逆比を使う問題③
2019.09.16 Monday 21:00 | 今日のひとこと
「りんご3個とみかん5個の代金は同じです。りんご1個とみかん1個の値段の比を求めなさい」
この問題の正解は「5:3」なのですが「3:5」としてしまう人が多いということは、先日のブログに書いた通りです。
大人であれば「3:5」は"あり得ない誤答"なのですが、算数の苦手なお子様はそれをあり得ない答えとは思わずに書いてしまうわけです。
そこで、あり得ないことを理解させるために次にような質問をしてみてください。 (私は必ずやっています)
面倒ではありますが効果的です。
質問1:「りんごとみかんはどちらが高いと思う?」
この質問には、よほどのことがなければ「りんご」と答えられます。
質問2:「どうしてりんごが高いと思ったの?」
「りんごの方がみかんより数が少ないのに代金が同じということは、1個あたりの値段はりんごの方が高いはず」というような答えが返ってきます。
質問3:「では、あなたの答え『3:5』は正しいと思う?」
りんごの方が高いのであれば「3:5」は明らかにおかしいですよね。
3:5ではみかんの方が高いことになってしまいますから。
これが「よく考える(論理的に考える)」ということです。
「ちゃんと考えなさい!」と叱責しても解決しません。
そうではなく「ちゃんと考えるとはどういうことなのか?」を伝えることの方がはるかに意味があるのです。
さいとう
逆比を使う問題②
2019.09.15 Sunday 21:00 | 今日のひとこと
こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。
「りんご3個とみかん5個の代金は同じです。りんご1個とみかん1個の値段の比を求めなさい」
正解は「5:3」なのですが「3:5」としてしまう人が多いということは、昨日のブログに書いた通りです。
「いやいや3:5の訳ないじゃん!」「どう考えてもりんごの方が高いでしょう!」と思った方も多いでしょう。
しかし、残念ながら算数が苦手な子にはそのような"常識"は通用しません(笑)
もし我が子が目の前でこのようなミスをしたら「よく考えれば(論理的に考えれば)それくらい分かるでしょう!」とつい感情的になって責めてしまう方もいるかもしれません。
私も昔は同じように感じましたから、気持ちはよく分かります。
しかし私達がすべきことは「よく考えなさい」と子どもを責めることではありません。
この場合「そんな訳ないじゃん」と私達が考える理由を説明してあげなければいけません。
なぜなら私達と同じように考えられていれば、そもそも3:5と間違えるはずがないからです。
さいとう