忍者ブログ

≪ 前の記事次の記事 ≫

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

▲TOP

見直しについて②

こんにちは。算数教師のさいとうです。
今週は計算ミスを防ぐための「見直し」について考えています。

【効果的な見直しをするためのポイント】

①自分の「ミスの傾向」を把握する

テストは制限時間がありますので、好きなだけ見直しができるわけではありません。
そこで必要なのが自分の「ミスの傾向」を把握することです。

私が過去に担当していた生徒で、ミスをしやすい生徒がいました。
特に多かったのが以下の3パターンで、ミスの原因の80%を占めていました。

●数字の写し間違え
●かけ算の繰り上がり
●帯分数を仮分数に直すとき、分子の数字を足し忘れる

何とかしなければと思い、私はまずその生徒に尋ねました。

 私:「自分がどんなミスをしやすいか分かっている?」
生徒:「うーん・・・・・・分かんない」
 私:「!?」

何と言うことでしょう・・・。
本人は「自分がいつもどのようなミスをしているのか」を把握していませんでした。
まず本人が自覚をしないと、ミスを減らすことはできません。

ミスが多い生徒は「深い分析を嫌う生徒」です。
分析するのが苦痛なので「計算ミスしちゃった」→「次から気をつけます」と言って、終わりにしてしまいます(終わりにしたがります)
そして、同じことを何度も繰り返します。

程度の差はありますが、子どもはダメだった理由を分析することを嫌がりますので、分析には大人のアドバイスやサポートが必要な場合も多いです。(考えてみれば、ミスの分析なんて私たち大人でもあまりしたくない作業ですよね!)

くり返しになりますが、ミスの分析なくして、ミスは減らせません
あまりやりたくない、苦痛を伴う作業ですが、ミスをきちんと分析をすると、先ほどの生徒のように「よくやってしまうミス」の傾向が見えてくるはずです。

傾向が分かっていれば、より注意を払うことできるので、ミスをしにくくなります。
見直しをするときも、より注意を払うことができるので、ミスを発見しやすくなります。

この生徒は「ミスの傾向」を意識するようになっただけで、先ほど挙げた3点のミスが8割以上減りました!


②「ピンポイントチェック」をする

自分のミスになかなか気がつかない人にオススメなのが「ピンポイントチェック」です。
先ほどの生徒でいうと、見直しをするときに「数字の写し間違えはないかだけをチェックする」のような方法です。
「~だけ」というのがポイントです

一度にいろいろミスを探そうとすると、注意力が散漫になり、ミスに気が付きにくくなります。
注意するポイントを「○○だけ」にしぼると、ミスに気づく可能性は格段に上がります。

英語を学習し始めた子どもに多いのが「.(ピリオド)や?の付け忘れ」です。

もう何度となく注意されているはずなのに、この時期になってもいまだに「.」を付け忘れる生徒がいたとします。

このような生徒には、「まず.の付け忘れがないかだけをチェックしなさい」というと効果大です。
ぜひ試してみてください。
 
 
今日はずいぶんと長くなってしまいました。
では、また明日!


さいとう
 
 
「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」

さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
2015年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
 

【さいとう算数教室からのお知らせ】

①11・12月無料体験授業の申込受付中です!

②冬期講習の申し込みを受付中です!
③[小2・小3向け]特別講座のご案内を開始しました!
PR

▲TOP

見直しについて①の続き(ノート作り)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
ごちゃごちゃに書くと、効果的な見直しができない、という話をしました。

テストのときだけ丁寧に(=見直ししやすいように)書くというのは無理ですので、
日頃から文字や数字、式や図を丁寧に書くことが大事です。
そこで「ノート作り」が重要になってきます。


【ノートの使い方の大原則!】

①方眼ノートや、罫線入りのノートを使う

ノート作りの前に、まずは「ノート選び」が重要です。
丁寧に書けるようになるまでは、方眼ノート(ます目ノート)や、罫線入りのノートを使いましょう。

文字や数字がはみ出さないように、注意して書くようにします。
お子様の書く字の大きさに対して、方眼や罫線が広すぎても、せますぎてもいけません。
方眼の大きさや、罫線の幅はさまざまありますので、 必ずお子様の文字の大きさにあったものを選ぶように(選ばせるように)してください。


②計算スペースを用意する

ノートの真ん中に線を引き、2つに分けます。

線より左側:式や図を書くスペース
線より右側:計算スペース

にして、筆算はこの計算スペースを使ってするようにします。
筆算をしたら、その跡は消さずに残しておくのがポイントです。
(もちろん、見直しをするときのためです。筆算跡を消してしまう子は意外に多いのです)

人によって必要な計算スペースは異なります。 
「計算スペースはこんなにいらないよ」という人は真ん中よりも右側に線を引きましょう。

 
③ノートは節約せずにどんどん使う
 
ノートはどんどん使わせましょう!
まれに、ものすごく小さい字でちょこちょこ書く人がいます。
1ページにどれだけたくさん詰め込んで書けるのか、にこだわりを持っているようです。

理由を聞くと「ノートがもったいないから」と答えが返ってきます。
はっきり言うと、その使い方はおすすめできません。

過去に担当してきた生徒を思い返してみると、残念ながらこのような生徒で算数ができた人はほとんどいません。こだわるところがズレているのです。

ノートはどんどん使っていいのです。

細かいことですが・・・
●1行に式をいくつも書かない(私は「1行には式1つ」と指導しています)
●次の問題を解くときは必ず1行空ける
●分数は2行使って書く
などもこだわりたいポイントです。


以上のことをするだけで、だいぶ見直しがしやすい状態になるはずです。
ぜひ今日から試してみてください。


さいとう


「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」

さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
2015年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
 

【さいとう算数教室からのお知らせ】

①11・12月無料体験授業の申込受付中です!

②冬期講習の申し込みを受付中です!
③[小2・小3向け]特別講座のご案内を開始しました!

▲TOP

見直しについて①

こんにちは。算数教師のさいとうです。
今日から「見直し」について、考えていきましょう。


その1「見直しをするために必要なこと」

見直しをするためには「見直しができる状態になっていること」が大事です。

まず、お子様のノート、お子様のテスト用紙をご用意ください。
そして、以下の4つの項目について、チェックをしてみてください。
 
□文字や数字は丁寧に書かれていますか?(判別可能ですか?)
□適度なスペースが保たれていますか?(つめすぎて見えにくくなっていませんか?)
□式・図は順序通り上からきちんと書けていますか?(同じ問題の式や図なのに、バラバラな場所に書いていたりしませんか?)
□計算スペースは確保されていますか?(筆算スペースを作っていますか?)

すべてきちんとできているお子様は、そもそもあまりミスをしていないはずです。
すべてできていないお子様は、ミスをしょっちゅうしているはずです。
 
ごちゃごちゃ書いていると、いいことがありません。
そもそも、ごちゃごちゃなことが、ミスの温床になります。
(例:自分の書いた数字を誤認識してしまう。※0が6に見える、などなど)

そして、ごちゃごちゃに書いていると、効果的な見直しができません。

子どもは「見直ししたよ!」というかもしれませんが、果たしてごちゃごちゃなものをきちんとチェックできているのでしょうか。
見直しをしているという言葉は本当なのかもしれませんが、見づらいので、結局はざっと眺めて、見直したつもりになっているのではないでしょうか。


ということで、まずはノート作りから「見直し」ていく必要がありそうですね!
明日はノート作りについて見ていくことにします。


さいとう


「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」

さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
2015年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
 

【さいとう算数教室からのお知らせ】

①11・12月無料体験授業の申込受付中です!

②冬期講習の申し込みを受付中です!
③[小2・小3向け]特別講座のご案内を開始しました!

▲TOP

やっぱり「見直し」が大事!

こんにちは。算数教師のさいとうです。

子ども達に「ミスをしないようにするためにはなにをすればいい?」と問いかけると、
たいていの生徒が次のように答えます。

「見直しをする!」

そう、その通りです。

しかし、見直しをしているはずなのに、ミスに気付けないこと、けっこうありませんか?

まず「見直し」の目的は「自分のミスを発見すること」です。
ただ「眺める」だけでは「見直し」とは言えません。
見直しをしているのにミスに気付けない人は、ただ「眺めて」いるだけなのかもしれません。

明日からは「正しい見直しの仕方」について考えていきたいと思います。


さいとう


「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」

さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
2015年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
 

【さいとう算数教室からのお知らせ】

①11・12月無料体験授業の申込受付中です!

②冬期講習の申し込みを受付中です!
③[小2・小3向け]特別講座のご案内を開始しました!

▲TOP

ミスに気づくことも大事

こんにちは。算数教師のさいとうです。
先週は「計算ミスを防ぐための具体的な方法」を紹介してきました。

「計算にかける時間と手間を省く」と計算ミスの確率が減る、ということがお分かりいただけたのではないでしょうか。


ところで、先日(6/10)のブログにこのようなことを書いたのを覚えていらっしゃいますか。

「ミスを防ぐ」対策には大きく2種類あります。
1.ミスそのものをしないようになる ← 先週はこれについての話!
2.自分のしたミスに「気づいて」訂正できるようになる

残念ながら、どんなに注意してもミスが0%になることはありません。
人間である以上、やはりどこかでミスをしてしまいます。

なので、ミスをした後に「そのミスに気づいて訂正できるかどうか」で大きな差がつくのです。
今週はこの点にスポットを当てて、お話をしていきたいと思います。


さいとう


「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」

さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
2015年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
 

【さいとう算数教室からのお知らせ】

①11・12月無料体験授業の申込受付中です!

②冬期講習の申し込みを受付中です!
③[小2・小3向け]特別講座のご案内を開始しました!

▲TOP

« 2025年03月 »
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

Recent Comment

    Recent Trackback