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過去問対策について④(過去問演習の準備2)
2015.08.19 Wednesday 18:30 | 過去問対策について
こんにちは。算数教師のさいとうです。
過去問対策について、全12回にわたって説明してまいります。
今日は過去問演習の準備、昨日の続きになります。
③実施年度・回数の目安
ポイントは2つあります。
1.第1志望校はその他の学校よりも多く解く
2.受験予定の学校の過去問は必ず1回は解いておく
それらを踏まえると、実施回数の目安は以下の通りです。
第1志望校 ・・・5年分以上(10回分以上)
その他併願校・・・3年分以上(06回分以上)
1月受験校 ・・・1年分以上
※「10回分以上」の意味が分かりにくいと思いますので、下の補足にて説明しています。
ただし、志望の度合や受験校数など、個人の事情によって演習のパターンは変わります。
受験校数が少なければ、その分1つの学校に時間が多く割けるからです。
どのように進めればいいのかがご不安でしたら、塾の先生に相談するのがよいでしょう。
【補足ですが重要です!】
「5年分以上(10回分以上)」の10回分以上の意味が分かりにくいので、こちらで説明いたします。
入試回数は学校によって異なります。
「2月1日の1回のみ」という学校もあれば「2月1日、4日の2回」という学校もあります。
先ほどの実施回数の「5年分以上」とか「3年分以上」というのは、入試回数が2回の学校を想定しています。
つまり、10回分というのは「2回分/年×5年」からきています。
もし、第1志望校が入試回数1回の学校であれば、過去問は10年分行ってください。
こちらは 1回分/年×10年からきています。
昨日紹介した学校別の過去問集ですが、こちらも学校によって収録年数が異なります。
入試回数が1回の学校のほとんどが10年分収録されています。
入試回数が3回以上ある学校は、そのうちの2回分が収録されていることが多いです。
④演習の順序
ポイントは2つあります。
1.最新年度がいちばん重要なので、直前にやるのがよい
2.最新の3年分は確実に解いておきたい(1月受験校は除く)
上記2点のポイントさえおさえていれば、進め方は自由です。
例を2つ紹介いたします。
例)第1志望校を5年分演習するとした場合。①②③…は演習する順番を表す。
【パターン1 確実に5年分できる場合】
年度(平成) 23 24 25 26 27
演習順序 ① ② ③ ④ ⑤ (最新年度は最後に)
パターン1は、古い年度から順番に進めていくやり方です。
昨日もふれましたが、過去問演習を始めたばかりの時期は、まだ準備体操の段階です。
これから実力がどんどん上がってくる時期なのです。
この方式をとると「実力の向上と共に、新しい年度の入試問題が解ける」のが最大のメリットです。
ただ、リスクもあります。
例として、②まで終わった段階で、あと1年分しかできない事態になった場合を考えましょう。
その場合は、あと1年分は最新年度(27年度)を実施するのですが、比較的新しい26年度、25年度が残ってしまうことになります。
つまり、このやり方だと予定通りに過去問実施ができなくなった場合、最新に近い年度ができずに終わってしまうというリスクがあります。
【パターン2 5年分できるか不安な場合】
年度(平成) 23 24 25 26 27
演習順序 ④ ③ ② ① ⑤ (最新年度は最後に)
パターン2は、パターン1のリスクを回避するやり方です。
最新年度を最後にするのは同じですが、最初にやるのは2番目に新しい年度です。
その後、3番目に新しいもの→4番目に新しいもの、とやっていきます。
さきほどと同じように、②まで終わった段階で、あと1年分しかできない事態になった場合を考えましょう。
この場合も、あと1年分は最新年度(27年度)を実施します。23年度、24年度が手つかずで残ってしまいますが、最新3年度分は実施することができました。
この方式をとると仮に途中で計画が崩れても、新しい年度の入試問題は確実に実施できるのが最大のメリットです。
同じ3年分でも、最新3年分ができるのは大きいです。
結論
●確実に5年分できるなら、パターン1を採用する
●自信がなければパターン2を採用する
準備編は明日も続きます。
さいとう
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