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計算の工夫⑥(小数⇔分数を利用して計算する)
2015.07.28 Tuesday 18:30 | 計算の工夫
計算の工夫6日目です。
小数⇒分数、分数⇒小数をスムーズにできると、計算が楽に出来るケースがあります。
以前ブログで紹介したものは以下の通りです。
これだけは覚えよう!
1/2=0.5
1/4=0.25
3/4=0.75
1/5=0.2 1/8=0.125
2/5=0.4 3/8=0.375
3/5=0.6 5/8=0.625
4/5=0.8 7/8=0.875
では、これを踏まえて、話を進めます。
【小数を分数に直して計算する】
次の計算を暗算でやってみてください。
① 32×0.75
② 24×0.875
③ 30÷0.625
どの問題も小数のまま計算しようとするとけっこう大変です。
小数を分数に直すと、暗算でも計算できるようになります!
① 32×0.75
32×0.75
=32×3/4 ・・・0.75を3/4に直しました
=24
※3/4をかけるというのは「4でわって3をかける」のと一緒です。
② 24×0.875
24×0.875
=24×7/8 ・・・0.875を7/8に直しました
=21
※7/8をかけるというのは「8でわって7をかける」のと一緒です。
③ 30÷0.625
30÷0.625
=30÷5/8 ・・・0.625を5/8に直しました
=30×8/5 ・・・分母と分子をひっくり返してかけます
=48
【分数を小数に直して計算する】
では、こちらの問題はどうでしょうか。
問題 (0.65 + 1/4)×9
(0.65 + 1/4)×9
=(0.65 +0.25)×9 ・・・1/4を0.25に直しました
=0.9×9
=8.1
実際この計算を生徒にやらせると、80%以上の人が0.65を13/20に直して計算します。
0.65=13/20とスムーズに出てくればいいのですが「65/100にして、それを約分する」という子が多いです。約分ができたら、そのあと13/20+1/4をしないといけません。分母を20で通分して・・・とやっていくと、けっこう時間を使います。
もちろん0.65を13/20に直して計算してもいいのですが、ここでは1/4を小数に直して計算する方を選びました。計算手順を見ていただくと、分数にして計算するよりも楽にできそうですね。
これだったら暗算でできてしまう人もいます。
【まとめ】
計算の工夫としてよく利用されるのは「小数⇒分数」の方です。
しかし、(0.65 + 1/4)×9の計算のように、「分数⇒小数」を使った方が、計算がスムーズにいく場合もあることも知っておいていただきたいです。
とにかく「計算しやすい方」「速く計算できそうな方」を選ぶことが大切です。
それは、ミスを防ぐことにもつながります。
さいとう