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『これを言ってはいけない「NGワード」特集』④
2015.06.25 Thursday 20:30 | 受験を失敗に導くかもしれない(!?)「余計な一言」
こんにちは。算数教師のさいとうです。
今週は子どもに言ってはいけないNGワード特集です。
NGワード③ 「そんなんじゃ志望校に受からないよ」
昨日の「やる気がないなら塾(受験)をやめなさい」と同様、親が子どもに言って後悔した言葉です。
【なぜダメなのか】
理由は昨日とほとんど同じです。
きっと「志望校に受かってほしい」という親の切なる願いから出た言葉なのでしょう。
しかし「そんなんじゃ志望校に受からないよ」という言葉では、その想いは全く相手に伝わりません。
かえって子どものモチベーションを下げる結果になってしまいます。
【言い換え】①「どうすれば、志望校合格に近づくと思う?」
【言い換え】②「志望校合格のためには○○するといいんじゃない。あなたはどう思う?」
どちらも「疑問形」「前向き」なのがポイントです。
これは子どもを前向きにして、自分で解決策を考えてもらうためです。
「それじゃダメだ」と責めるばかりでは、子どもは「自己防衛」に走ります。
反撃して、うまくいかないことを他人のせいにしたり、親のせいにするかもしれません。
これだけに限らず「○○だと□□できない(後ろ向き)」という声かけは、「どうすれば□□できるようになるかな?(前向き)」と言い方を変えるだけで、子どもの受け入れ方が180度変わってきます。
子ども自身が解決策を考えつかない場合や、親がある程度有効なアドバイスを持っている場合は
②のような言葉をかけるのもいいと思います。
ここでも押しつけず、必ず「あなたはどう思う?」と子どもの意志を確認するのがポイントです。
「自分の意志で選んだ」と子どもが思わないと、主体的に行動しないからです。
「自分の意志で選んだ」と子どもが思わないと、うまくいかなかったときに、アドバイスをした人のせいするからです。(誰かのせいにした瞬間、人は失敗から学べなくなります)
【まとめ】
「○○だと□□できない」という後ろ向きな言い方ではなく「どうすれば□□できるようになるかな?」という前向きな言い方がよい。
それでも対策が出てこないようなら「△△するのはどうかな?」というアドバイス+確認をする。
さいとう