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『これを言ってはいけない「NGワード」特集』①
2015.06.22 Monday 20:30 | 受験を失敗に導くかもしれない(!?)「余計な一言」
こんにちは。算数教師のさいとうです。
今週は、保護者の方に大好評の『これを言ってはいけない「NGワード」特集』です。
まず、NGワードを挙げる前に、前提としてご理解いただきたい考え方がありますのでご紹介いたします。
この考え方をご存じだと、これからの話がより理解しやすいと思います。
「良い悪いに関わらず、人は他人からかけられている期待に応えようとしてしまう」
「良い言葉・悪い言葉に関わらず、人はくり返し聞かされる言葉にふさわしい人間になってしまう」
わかりやすくするために、よくある例を挙げます。
AさんとBさんの会話をお読みください。こんな経験はありませんか?
A:「怒ってるでしょ?」
B:「いや、怒ってないよ」←本当に怒っていません。
A:「うそだー。怒っているでしょ?」
B:「怒ってないから」
A:「そんなこと言ってるけど、本当は怒ってるんじゃないの?」
B:「だから、怒ってないって言っているでしょ!」
A:「ほらー、やっぱり怒っている!」
最初は怒っていなかったBさんですが、最終的に怒ってしまいました。
なぜなら、AさんがBさんに「怒っていること」を期待したからです。
Aさんにそのようなつもりはなかったかもしれませんが「怒っている」という「悪い期待」をしてしまったのです。
もちろん、図星をつかれたBさんが怒るパターンもあります。
でも、最初は怒っていなかったとしても、こんなふうに言われると本当に怒りたくもなりますよね。
ただ「怒っている」「怒っていない」レベルの話だと、そんなにたいしたことはありません。
しかし、もしまわりの人から「あなたはダメだ」と言われ続けると、どうでしょうか。
言われた側は「自分はダメな人間なんだ」というセルフイメージ(自分が思う自分像)を持ってしまうでしょう。
そして、本当にダメになってしまいます。
これは「ダメな状態」という「悪い期待」をかけられ、くり返し聞かされる言葉にふさわしい人間になってしまうということです。
それだけ言葉というのは恐ろしいのです。
明日からは、NGワードを挙げて「なぜその言葉がいけないのか?」を説明します。
また、言い換え表現も合わせて紹介いたします。
さいとう