とある算数教師のブログ「日々勉強中ー約10行日記」

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こんにちは。算数教師のさいとうです。

今週は見直しについてお話してきました。
具体的なアイデアもいくつか紹介しました。

さっそく実行してみようと思った保護者の方、塾講師の方も多いかもしれません。
その前に、注意していただきたい大事なポイントを述べますので、ご覧になってください。


【大事なポイント】「決して押しつけてはならない！」

以前紹介した「計算ミスを防ぐ方法」や、今週紹介してきた「効果的な見直し方法」は、きちんとやれば素晴らしい効果を生むと思います。

しかし、それはあくまで「本人が必要としている場合」という条件付きです。
本人が「ミスを減らしたい」と思っており、誰かにアドバイスを求めているときでないと、効果は薄いのです。

本人が必要としていないアドバイスは、かえって逆効果になってしまう可能性すらあります。
「アドバイスの押し売り」になってしまうからです。

ためになるかどうかではなく、本人が必要としているかどうかの方が重要なのです。

ほしくもないものを押し売りされても困りますよね。
「あなたに必要な商品なので、絶対これを買うべきです！」と言われても、ほしくないものはほしくないのです。

それでも押し売りを続けられると「この人からは絶対に買わない」という気持ちになるのではないでしょうか。もしかしたら敵意すら感じるかもしれません。

アドバイスをするのはいいのですが、それを強制してしまうと、子どもとの関係が上記の押し売りセールスマンと客のような関係になってしまいます。
そうなってしまうと、今後他のアドバイスも聞いてもらえなくなる可能性があります。

「あくまでアドバイスのみに留めておき、どうするかは本人に任せる」
この姿勢を忘れないでほしいと思います。

必要であればアドバイスを受け入れるでしょうし、その時点で必要ないと思えば受け入れないでしょう。

「受け入れなかったら、結局子どもが困るだけじゃないか！」
という意見があるかもしれませんが、 困らせればいいのです。

失敗して、痛い目をみてはじめて必要性に気づくことだってあります。
そうしたら、そのときまたアドバイスしてあげればいいのです。

必要性を感じたときの子どもの吸収力には目を見張るものがあります。
どうぞそのときまで待ってあげてください。

私は、教育で難しいのは「我慢すること」と「待つこと」だと考えています！
この点についても、またの機会にお話したいですね。


さいとう


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