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約数の個数について③(約数が3個になる理由)

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。

前回のブログで「約数が3個の整数」=「同じ素数を2個かけ合わせた数」だということをご紹介しました。

その理由について簡単にふれておきます。

まずは約数の見つけ方からおさらいをしておきます。(ご存知の方は読み飛ばしてください)

例:24の約数は次のように探します。

答えが24になるような2数のかけ算をすべて挙げる

1×24
2×12
3×8
4×6

答えが24になるかけ算は全部で4つです。
これで24の約数がすべて出そろいました。答え 1,2,3,4,6,8,12,24


ここから本題です!約数が3つになる数で同じことをしてみると下のようになります。

 4の約数→①「1×4」 ②「2×2」 答え 1,2,4
 9の約数→①「1×9」 ②「3×3」 答え 1,3,9
25の約数→①「1×25」②「5×5」 答え 1,5,25
49の約数→①「1×49」②「7×7」 答え 1,7,49
・・・

どれも2つのかけ算しかありません。そして2つ目のかけ算が同じ素数を2個かけたものになっています。
上記①の式でも明らかですが、1を除く整数においては必ず1とその数自身が約数になりますから、この時点ですでに約数が2個になります。
約数が3個ということは、それ以外にあと1つだけ約数がなければなりません。
もう1つの式②が同じ数を2個かけ合わせただからこそ、約数が3つになるのです。


さいとう
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