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工夫できる?できない?②

こんにちは。算数教師のさいとうです。

きのう触れましたが、工夫して解く計算問題をやらせてみたときの反応は

大きく次の3種類です。

①工夫することに気づき、なおかつ求められている方法で解くことができた

②工夫を求められていることは気づいたが、どうすればいいか分からなかった

③工夫を求められていること自体に気づかなかった


①と②の共通点は「これは工夫して解く問題だな」と気がつけたことです。

違いはその方法まで分かったのかどうかです。

②と③の違いは、工夫すること自体に気づいたかどうかです。
  
  
【経験値】
 
「前に同じような問題を解いたことがある」という経験は大きな武器です。

これを『経験値』と呼ぶことにしましょう。

たとえば「78×58+78×42」という計算。

これは分配法則を使って「78×(58+42)」とすると楽に計算をすることができます。

似たような問題を解いたことがある人にやらせると、ほとんどの人がこのやり方で解けます。

一方、このタイプの問題を初めて解く人にやらせるとどうでしょうか。

そのほとんどが次のようにまともに計算するでしょう。

78×58=4524

78×42=3276

4524+3276=7800


計算の工夫にはさまざまなものがあります。

いろいろな問題に触れておく、つまり経験値を高めておくことが有利に働くのです。

明日に続きます。


さいとう
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