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工夫できる?できない?③

こんにちは。算数教師のさいとうです。
 
きのう例に挙げた「78×58+78×42」という計算は、
 
分配法則を使って「78×(58+42)」とすると楽に計算をすることができます。
 
工夫してできる人もいれば、工夫してできなかった人もいます。

ただし工夫ができなかった人の中でも確実に差はついています。

実際には工夫ができなかった人でも、次のように言えた人はなかなかのものです。
 
「78が2つ出てきたから『何か工夫ができるかもしれない』とは思ったんだけど・・・」

このセリフを聞き逃してしまう人は多いですが、私はかなり重要だと思います。


【もっと楽ができないか?】

先ほどのセリフが本心から言えるということは、
 
問題を解きながら「もっと楽ができないか?」「もっといい方法はないか?」

と考えられているということです。
 
このような視点を持っていないと、いざその場面が訪れたとしても

あっさりと見逃してしまいます。
 
「もっと楽ができないか?」「もっといい方法はないか?」という思いは 工夫の原点なのです。
 
「楽をする」と言うとあまりいいイメージをお持ちでない方もいらっしゃるかもしれません。
 
ただ、この例では「より速く・かつ正確にできるようになっている」わけですから、

実際はいいことばかりです。


どうやら工夫できる人とできない人と分けているのは経験の差だけではなさそうです。
 
もう一つの要素が「『もっと楽ができないか?』と思う気持ち」なのだと思います。

 
さいとう
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