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見直しについて③
2015.06.20 Saturday 20:00 | ミスを減らして合格をつかもう!
こんにちは。算数教師のさいとうです。
今日は「見直しレベルを上げる」という話をしたいと思います。
見直しレベルが上がると、自分のミスをより発見しやすくなります。
①自分で自分のミスに気づくことが必要
「自分で自分のミスに気づけるようにならないと、ミスは一向に減らせない」
ということを再度強調しておきます。
誰かに指摘される前に、自分で気づくことが大事なのです。
ミスに気づきやすい人、気づきにくい人がいます。
そのちがいは「自分のミスを発見した」という経験の差にあると考えています。
ロールプレイングゲームで例えます。
敵をやっつけると(=ミスを発見する)と経験値がもらえます。経験値が増えるとレベルが上がって、より強い敵をやっつけられるようになります。
(この場合の強くなるというのは、もっとミスに気づきやすくなるということです)
※ただし、他の人が先にミスを発見してしまうと、経験値が少ししかもらえません。
ざっくり言うと、このようなイメージになると思います。
今度はよりリアルな例を挙げます。
子どもが解いているのを横で見ていて、計算ミスをしていることに気づいたとしましょう。
ただ、ミスをしている子ども自身は気づいていません。間違えたまま問題を解き進めています。
このようなとき、皆さんどうしますか?「そこが違う!」と指摘したくなりませんか?
我慢です!子どもが自分で気づくまで待ちましょう!
「そのまま解かせても結局不正解なんだし・・・」
「ただでさえ時間が足りないのに、ここでまたムダな時間を過ごさせるのは・・・」
という気持ちはよく分かります。
しかし、子どもの成長のため、ここはぐっと我慢です。
横から指摘してはいけない理由は大きく2つあります。
1つ目は、他の人が指摘すると「経験値が少ししかもらえないから」です。
経験値が少ししかもらえないと、レベルが上がるのに時間がかかります。
レベルが上がるまでの間は何度も何度も同じようなミスを繰り返すことになります。
「何度言ったら分かるの?」と言いたくなるかもしれませんが、「何度も言ってしまう人」の方にも原因があるのです。
2つ目は、当たり前のことですが「入試本番のときは誰も指摘してくれないから」です。誰かに指摘されることに慣れてしまうと、いざ本番のときに困るのは子ども自身です。
子どもが解いていて「あれ、おかしいな」と気づくタイミングを待ちましょう!
もちろん最初はものすごく時間がかかります。やむにやまれぬ事情があったり、我慢しきれなくなったりで、本人が気づく前に指摘する場面があるかもしれません。
それでもいいと思います。
少しずつでもいいので、とにかくレベルアップしていくことが大事です。
「本人に気づかせる」という方針は忘れずに、気長にやっていきましょう!
②なかなか気づかない場合は、少しずつヒントを与えて誘導する。
「子どもが自分のミスに全然気づいてくれないです」という保護者の方、塾講師の方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、ヒントを与えていただいて構いません。
ミスの箇所を直接指摘するのではなく、
「どのあたりでミスをしているのか(範囲をしぼる)」
「どのようなミスをしているか(種類をしぼる)」
などを伝えて、自分で発見するためのサポートをしてあげてください。
だんだんヒントなしでも気づけるようになってきます。
③「あれ、おかしいな」という感覚を大事にする。
日常生活の中でも「あれ、おかしいな」「何か違うような気がする」と感じることがあると思います。算数の問題を解いているときも、その感覚が大事です。
解いているときに「あれ、おかしいな」と思ったときはたいていどこかで間違っています。そのまま解き進めずに、戻ってミスがないかチェックすることをオススメします。
「あれ、おかしいな?センサー」は、ミスを防ぐのに非常に役立ってくれます。
「うまくいっているときの感覚」も大事ですが、「うまくいってないときの感覚」も知っておくことが大事なのです。
先ほどの話ともつながりますが、ミスをしてもすぐに誰かに指摘されることになれてしまうと、「あれ、おかしいな?センサー」は作動しません。
その感覚に陥る前に指摘されてしまうため、「おかしい」という感覚自体を知ることができないからです。
「本人に気づかせる」という方針を忘れずに接していれば、自然とセンサーが作動するようになってきます!(そして、だんだん感度も良くなってきます!)
またまた長くなってしまいましたが、今日は以上です。
少しずつ改善していくしかありませんので、気長にやっていきましょう!
それでは、また明日!
さいとう
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「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」
さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
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今日は「見直しレベルを上げる」という話をしたいと思います。
見直しレベルが上がると、自分のミスをより発見しやすくなります。
①自分で自分のミスに気づくことが必要
「自分で自分のミスに気づけるようにならないと、ミスは一向に減らせない」
ということを再度強調しておきます。
誰かに指摘される前に、自分で気づくことが大事なのです。
ミスに気づきやすい人、気づきにくい人がいます。
そのちがいは「自分のミスを発見した」という経験の差にあると考えています。
ロールプレイングゲームで例えます。
敵をやっつけると(=ミスを発見する)と経験値がもらえます。経験値が増えるとレベルが上がって、より強い敵をやっつけられるようになります。
(この場合の強くなるというのは、もっとミスに気づきやすくなるということです)
※ただし、他の人が先にミスを発見してしまうと、経験値が少ししかもらえません。
ざっくり言うと、このようなイメージになると思います。
今度はよりリアルな例を挙げます。
子どもが解いているのを横で見ていて、計算ミスをしていることに気づいたとしましょう。
ただ、ミスをしている子ども自身は気づいていません。間違えたまま問題を解き進めています。
このようなとき、皆さんどうしますか?「そこが違う!」と指摘したくなりませんか?
我慢です!子どもが自分で気づくまで待ちましょう!
「そのまま解かせても結局不正解なんだし・・・」
「ただでさえ時間が足りないのに、ここでまたムダな時間を過ごさせるのは・・・」
という気持ちはよく分かります。
しかし、子どもの成長のため、ここはぐっと我慢です。
横から指摘してはいけない理由は大きく2つあります。
1つ目は、他の人が指摘すると「経験値が少ししかもらえないから」です。
経験値が少ししかもらえないと、レベルが上がるのに時間がかかります。
レベルが上がるまでの間は何度も何度も同じようなミスを繰り返すことになります。
「何度言ったら分かるの?」と言いたくなるかもしれませんが、「何度も言ってしまう人」の方にも原因があるのです。
2つ目は、当たり前のことですが「入試本番のときは誰も指摘してくれないから」です。誰かに指摘されることに慣れてしまうと、いざ本番のときに困るのは子ども自身です。
子どもが解いていて「あれ、おかしいな」と気づくタイミングを待ちましょう!
もちろん最初はものすごく時間がかかります。やむにやまれぬ事情があったり、我慢しきれなくなったりで、本人が気づく前に指摘する場面があるかもしれません。
それでもいいと思います。
少しずつでもいいので、とにかくレベルアップしていくことが大事です。
「本人に気づかせる」という方針は忘れずに、気長にやっていきましょう!
②なかなか気づかない場合は、少しずつヒントを与えて誘導する。
「子どもが自分のミスに全然気づいてくれないです」という保護者の方、塾講師の方もいらっしゃるかと思います。
その場合は、ヒントを与えていただいて構いません。
ミスの箇所を直接指摘するのではなく、
「どのあたりでミスをしているのか(範囲をしぼる)」
「どのようなミスをしているか(種類をしぼる)」
などを伝えて、自分で発見するためのサポートをしてあげてください。
だんだんヒントなしでも気づけるようになってきます。
③「あれ、おかしいな」という感覚を大事にする。
日常生活の中でも「あれ、おかしいな」「何か違うような気がする」と感じることがあると思います。算数の問題を解いているときも、その感覚が大事です。
解いているときに「あれ、おかしいな」と思ったときはたいていどこかで間違っています。そのまま解き進めずに、戻ってミスがないかチェックすることをオススメします。
「あれ、おかしいな?センサー」は、ミスを防ぐのに非常に役立ってくれます。
「うまくいっているときの感覚」も大事ですが、「うまくいってないときの感覚」も知っておくことが大事なのです。
先ほどの話ともつながりますが、ミスをしてもすぐに誰かに指摘されることになれてしまうと、「あれ、おかしいな?センサー」は作動しません。
その感覚に陥る前に指摘されてしまうため、「おかしい」という感覚自体を知ることができないからです。
「本人に気づかせる」という方針を忘れずに接していれば、自然とセンサーが作動するようになってきます!(そして、だんだん感度も良くなってきます!)
またまた長くなってしまいましたが、今日は以上です。
少しずつ改善していくしかありませんので、気長にやっていきましょう!
それでは、また明日!
さいとう
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