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ミスとの戦い㉑(音読と一緒に試してほしいこと)
2017.07.08 Saturday 23:00 | ミスを減らして合格をつかもう!
こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。
音読と一緒にすると効果的なのが、
問題文の中で注意しないといけない点を、子ども自身に指摘させる
ということです。
例えば次のような2つの問題文があったとします。
まずは1つ目。これはしょっちゅう出てくる「典型問題」です。
問題1
1,2,3,4,5の数字が書かれたカードが1まいずつあります。
このカードを並べて3けたの整数を作ります。3けたの整数は何通りできますか。
次の「問題2」はさまざまなところにワナがしかけてあります。
うっかり読み落としてしまいそうなところはどこでしょうか?
問題2
0,1,2,3,4の数字が書かれたカードがたくさんあります。
このカードを並べて4けたの整数を作ります。このとき偶数は何通りできますか。
ひっかかりそうなポイントはいくつ見つかりましたか?
下に子ども達がひっかかるポイントを赤で示しました。
問題2
0,1,2,3,4の数字が書かれたカードがたくさんあります。
このカードを並べて4けたの整数を作ります。このとき偶数は何通りできますか。
こんなに短い文章の中に注意ポイントが4つもあるんです。
ひとつひとつに少し説明を加えると、このようになります。
①0・・・0は千の位では使えない
②たくさん・・・同じ数字を何回でも使える
③4けた・・・この手の問題は「3けた」のことが多いため、つい3けたでやってしまう
④偶数・・・整数ではなく偶数!
ひっかかる人はこの中のいずれかにひっかかります。
おもしろいのが問題1を解き慣れている人ほど「いつもの問題だ!」と早合点してしまい、
大事な点を見落としてしまうことです。
(以前私が「油断したときほどミスが起こりやすい」と申し上げたのはこのことです)
見落としの多い子どもには「問題2」のようなひっかかりやすい問題を音読させたあとに、
「気を付ける点(引っかかりそうなところ)はどこかな?」と質問すると良いでしょう。
このとき「『たくさん』というところ!」とか「『偶数』というところ!」という答えが返ってくれば、そこで引っ掛かることはまずありません。
(逆に、ここで出てこなかった「4けた」という言葉は見落としている可能性があります)
「音読」+「指摘」 非常に強力なので、ぜひセットでお試しください。
さいとう
音読と一緒にすると効果的なのが、
問題文の中で注意しないといけない点を、子ども自身に指摘させる
ということです。
例えば次のような2つの問題文があったとします。
まずは1つ目。これはしょっちゅう出てくる「典型問題」です。
問題1
1,2,3,4,5の数字が書かれたカードが1まいずつあります。
このカードを並べて3けたの整数を作ります。3けたの整数は何通りできますか。
次の「問題2」はさまざまなところにワナがしかけてあります。
うっかり読み落としてしまいそうなところはどこでしょうか?
問題2
0,1,2,3,4の数字が書かれたカードがたくさんあります。
このカードを並べて4けたの整数を作ります。このとき偶数は何通りできますか。
ひっかかりそうなポイントはいくつ見つかりましたか?
下に子ども達がひっかかるポイントを赤で示しました。
問題2
0,1,2,3,4の数字が書かれたカードがたくさんあります。
このカードを並べて4けたの整数を作ります。このとき偶数は何通りできますか。
こんなに短い文章の中に注意ポイントが4つもあるんです。
ひとつひとつに少し説明を加えると、このようになります。
①0・・・0は千の位では使えない
②たくさん・・・同じ数字を何回でも使える
③4けた・・・この手の問題は「3けた」のことが多いため、つい3けたでやってしまう
④偶数・・・整数ではなく偶数!
ひっかかる人はこの中のいずれかにひっかかります。
おもしろいのが問題1を解き慣れている人ほど「いつもの問題だ!」と早合点してしまい、
大事な点を見落としてしまうことです。
(以前私が「油断したときほどミスが起こりやすい」と申し上げたのはこのことです)
見落としの多い子どもには「問題2」のようなひっかかりやすい問題を音読させたあとに、
「気を付ける点(引っかかりそうなところ)はどこかな?」と質問すると良いでしょう。
このとき「『たくさん』というところ!」とか「『偶数』というところ!」という答えが返ってくれば、そこで引っ掛かることはまずありません。
(逆に、ここで出てこなかった「4けた」という言葉は見落としている可能性があります)
「音読」+「指摘」 非常に強力なので、ぜひセットでお試しください。
さいとう
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