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ミスとの戦い㉒(「見間違え」「写し間違え」「書き間違え」が多い人は)

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。

今日は「見間違え」「写し間違え」「書き間違え」などが多い人への対処法です。
(「見間違え」は自分の書いた数字を見間違えてしまうことを表しています)
 
「数字を大きく丁寧に、スペースを空けて書く」

これがすぐにできて確実に効果が出る方法です。

以前5年生で「8+10=28」と間違えた子がいました。

最後の最後にこの計算でやらかしてしまったのです。
(これで終わりという油断があったのかもしれません)

ここまでの道のりは本当に長かったので本当にもったいない・・・
 
私も本人もびっくりです。


では、どうしてこのようなミスが起こるのでしょうか。

まず、これは計算ミスではありません。(さすがに8+10は間違えません!)

「8+10」を「18+10」と誤認していたのです。
 
 スペースがふんだんにあるのにも関わらず、式をぐちゃぐちゃと小さく書いていたので、

上の式の1と下の式の8が重なって18に見えてしまった、というのが真相です。


「見間違え」「写し間違え」「書き間違え」は、

このような誤認によって引き起こされることが多いのです。
 
計算ミスとは違う原因で起こっているので、見直しでもこのミスは発見しづらいです。

なぜなら「18+10」であると本人が固く思い込んでしまっているからです。


このようなミスを防ぐためには「見直しの強化」ではなく

「誤認をしにくい環境をつくる」ことが大切です。

そのためには「数字を大きく丁寧に、スペースを空けて書く」と良いでしょう。


ふだんノートを使うときも

●式と式の間は1行空けるようにする

●分数は2行分を使って書く(1マスに書くとどうしても小さくなってしまう)

●図はできるだけ大きく書く

などの工夫が必要です。


さいとう
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