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過去問対策について⑪(敗因分析について3)
2015.08.26 Wednesday 18:30 | 過去問対策について
こんにちは。算数教師のさいとうです。
過去問対策について、今日を含めてあと2回です。
本日も敗因分析(計算問題以外の問題)についてです。
【その他の問題について】
正解できなかった原因は大きく3つに分けられます。
①やり方が分からず(忘れていて)、解けなかった
②間違ったやり方で解いてしまった
③やり方は分かっていたが、ミスによって間違えた
④時間がなくて、手がつけられなかった
まず④については、もう一度挑戦してみましょう。
できなければ①~③のどれかにあてはまるはずです。
では、今回も1つずつ見ていきましょう。
①やり方が分からず(忘れていて)、解けなかった
できなかった原因としていちばん多いのがこの理由ではないでしょうか。
解説を見て(聞いて)、解き方を覚えましょう。
「解き直しノート」に正しい解説を書き、後日もう一度挑戦してみてください。
特定の単元(例えば「食塩水」)の問題で不正解が続くようであれば「その単元の丸ごと復習」を検討しましょう。
途中まではできていたというケースも多いと思います。
「どこまでができて、どこからができなかったか」をはっきりさせることが大事です。
②間違ったやり方で解いてしまった
●違う解き方を持ち出してしまった
例:ニュートン算で解く問題なのに、つるかめ算を使って解いてしまった
●やり方を間違って覚えていた
例:「円周の長さ=半径×半径×円周率」と間違って覚えていた
●自分の都合のいいように問題を解釈してしまった
例:本当は違うのに「この三角形が二等辺三角形だから…」と決めつけて解いてしまった
この「勝手に決めつけて」しまうタイプは注意が必要です。
問題の条件を把握していないまま解き始めている可能性が高いです。
時間がかかってもいいので、必ず問題文の意味を理解してから解くようにしましょう。
理解するまでは解き始めてはいけません!
理解しないまま解き始めると、結果的に時間もかかりますし、なによりミスもしやすいため、いいことがありません。
③やり方は分かっていたが、ミスによって間違えた
これについては、昨日の記事を参考にして、分析を行ってください。
それ以外の原因としてはこのようなことも考えられます。
●図の書き間違え(記入ミス含む)
●別のものを求めてしまった
●比を逆にしてしまった
このとき「ミスさえなければ正解できたのだから大丈夫」と甘く見てはいけません。
できるはずの問題でミスをしてしまうのがいちばんもったいないのです。
入試で不合格になってしまうのは「できるはずの問題でミスしてしまった子」です。
(この分析は100%当てはまります!)
原因をしっかり分析して、くり返さないようにしましょう。
④時間がなくて、手がつけられなかった
先ほども言いましたが、まずはもう一度解いてみてください。
解けなければ①~③のどれにあてはまるかをチェックします。
もし解けた場合も安心してはいけません。
「解ける問題なのに、なぜ手がつけられなかったのか?」を分析する必要があります。
●そもそも解くスピードが遅いので、その問題にたどりつけなかった
●難しい問題に時間をかけすぎてしまい、時間が足りなくなってしまった
●一見難しそうだったので手をつけなかった
手がつけられなかったことにも、いくつかの原因があります。
「毎日欠かさず計算練習をしよう!」
「5分考えてできなければいったん飛ばすようにしよう!」
「見た目で判断せず、まずはやってから判断するようにしよう!」
上記のように、そこから教訓を得られれば最高です。
【敗因分析のまとめ】
●敗因分析を正しく行えば、ミスした分だけ成長できる!
敗因分析とは「その問題をなぜ間違えてしまったのかを分析する」ことです。
その目的は「自分のミスの傾向を知り、同じミスをくり返さないようにする」ためです。
これができれば、ミスをした分だけたくさんのことを学ぶことができます。
つまり「ミスした分だけ成長する」ことができるのです!
●どのようなミスをしたのか「解き直しノート」に記録をとっておく
敗因分析がスムーズに行えるようになったら、自分のしたミスを記録しておきましょう。
あらかじめ項目を書いておき「正」の字で数えあげていくという、本当に簡易的なもので構いません。
これをすることによって、自分のミスの傾向がさらにつかみやすくなります。
●間違えた問題は、後日必ずもう一度解く
理解できた解説を「解き直しノート」に書いておきましょう。
そのときは理解できたとしても、できるようになっているとは限りません。
日をあらためて、もう一度その問題に挑戦するようにしてください。
正解すれば「できるようになった」と考えてよいでしょう。
もしできなかった場合は「解き直しノート」の解説を見てください。
「ああ、そうだった!」となるはずです。
そして、できるようになるまでくり返し挑戦してください。
●敗因分析の目的を忘れないように!
分析に一生懸命になりすぎて肝心の目的を忘れることのないよう注意しなければなりません。
一生懸命敗因分析をしても、同じミスをくり返してしまったら、意味がないのです。
大事なのはその分析に「対策」を付け加えること。
対策とは「では、次からどうするか」ということです。
敗因分析:「難しい問題に時間をかけすぎてしまい、時間が足りなくなってしまった」
対策:「これからは、5分考えてできなければいったん飛ばすようにする」
対策は自分で考えるのがベストですが、思い浮かばないようであれば塾の先生にアドバイスをしてもらうとよいでしょう。
ミスをした分だけ成長しよう!
さいとう
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過去問対策について、今日を含めてあと2回です。
本日も敗因分析(計算問題以外の問題)についてです。
【その他の問題について】
正解できなかった原因は大きく3つに分けられます。
①やり方が分からず(忘れていて)、解けなかった
②間違ったやり方で解いてしまった
③やり方は分かっていたが、ミスによって間違えた
④時間がなくて、手がつけられなかった
まず④については、もう一度挑戦してみましょう。
できなければ①~③のどれかにあてはまるはずです。
では、今回も1つずつ見ていきましょう。
①やり方が分からず(忘れていて)、解けなかった
できなかった原因としていちばん多いのがこの理由ではないでしょうか。
解説を見て(聞いて)、解き方を覚えましょう。
「解き直しノート」に正しい解説を書き、後日もう一度挑戦してみてください。
特定の単元(例えば「食塩水」)の問題で不正解が続くようであれば「その単元の丸ごと復習」を検討しましょう。
途中まではできていたというケースも多いと思います。
「どこまでができて、どこからができなかったか」をはっきりさせることが大事です。
②間違ったやり方で解いてしまった
●違う解き方を持ち出してしまった
例:ニュートン算で解く問題なのに、つるかめ算を使って解いてしまった
●やり方を間違って覚えていた
例:「円周の長さ=半径×半径×円周率」と間違って覚えていた
●自分の都合のいいように問題を解釈してしまった
例:本当は違うのに「この三角形が二等辺三角形だから…」と決めつけて解いてしまった
この「勝手に決めつけて」しまうタイプは注意が必要です。
問題の条件を把握していないまま解き始めている可能性が高いです。
時間がかかってもいいので、必ず問題文の意味を理解してから解くようにしましょう。
理解するまでは解き始めてはいけません!
理解しないまま解き始めると、結果的に時間もかかりますし、なによりミスもしやすいため、いいことがありません。
③やり方は分かっていたが、ミスによって間違えた
これについては、昨日の記事を参考にして、分析を行ってください。
それ以外の原因としてはこのようなことも考えられます。
●図の書き間違え(記入ミス含む)
●別のものを求めてしまった
●比を逆にしてしまった
このとき「ミスさえなければ正解できたのだから大丈夫」と甘く見てはいけません。
できるはずの問題でミスをしてしまうのがいちばんもったいないのです。
入試で不合格になってしまうのは「できるはずの問題でミスしてしまった子」です。
(この分析は100%当てはまります!)
原因をしっかり分析して、くり返さないようにしましょう。
④時間がなくて、手がつけられなかった
先ほども言いましたが、まずはもう一度解いてみてください。
解けなければ①~③のどれにあてはまるかをチェックします。
もし解けた場合も安心してはいけません。
「解ける問題なのに、なぜ手がつけられなかったのか?」を分析する必要があります。
●そもそも解くスピードが遅いので、その問題にたどりつけなかった
●難しい問題に時間をかけすぎてしまい、時間が足りなくなってしまった
●一見難しそうだったので手をつけなかった
手がつけられなかったことにも、いくつかの原因があります。
「毎日欠かさず計算練習をしよう!」
「5分考えてできなければいったん飛ばすようにしよう!」
「見た目で判断せず、まずはやってから判断するようにしよう!」
上記のように、そこから教訓を得られれば最高です。
【敗因分析のまとめ】
●敗因分析を正しく行えば、ミスした分だけ成長できる!
敗因分析とは「その問題をなぜ間違えてしまったのかを分析する」ことです。
その目的は「自分のミスの傾向を知り、同じミスをくり返さないようにする」ためです。
これができれば、ミスをした分だけたくさんのことを学ぶことができます。
つまり「ミスした分だけ成長する」ことができるのです!
●どのようなミスをしたのか「解き直しノート」に記録をとっておく
敗因分析がスムーズに行えるようになったら、自分のしたミスを記録しておきましょう。
あらかじめ項目を書いておき「正」の字で数えあげていくという、本当に簡易的なもので構いません。
これをすることによって、自分のミスの傾向がさらにつかみやすくなります。
●間違えた問題は、後日必ずもう一度解く
理解できた解説を「解き直しノート」に書いておきましょう。
そのときは理解できたとしても、できるようになっているとは限りません。
日をあらためて、もう一度その問題に挑戦するようにしてください。
正解すれば「できるようになった」と考えてよいでしょう。
もしできなかった場合は「解き直しノート」の解説を見てください。
「ああ、そうだった!」となるはずです。
そして、できるようになるまでくり返し挑戦してください。
●敗因分析の目的を忘れないように!
分析に一生懸命になりすぎて肝心の目的を忘れることのないよう注意しなければなりません。
一生懸命敗因分析をしても、同じミスをくり返してしまったら、意味がないのです。
大事なのはその分析に「対策」を付け加えること。
対策とは「では、次からどうするか」ということです。
敗因分析:「難しい問題に時間をかけすぎてしまい、時間が足りなくなってしまった」
対策:「これからは、5分考えてできなければいったん飛ばすようにする」
対策は自分で考えるのがベストですが、思い浮かばないようであれば塾の先生にアドバイスをしてもらうとよいでしょう。
ミスをした分だけ成長しよう!
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