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過去問対策について⑦(演習が終わったら1)

こんにちは。算数教師のさいとうです。
過去問対策について、全12回にわたって説明しています。
今日は演習終了後についてご説明いたします。


1.採点と合格最低点

①採点について

その日の予定教科が終了したら、休憩後すぐに採点をします。
「採点は解いてすぐに」が原則で、どんなに遅くても当日中に行いましょう。

●採点は塾の先生やお家の人(自分以外の人)にお願いするのがよい
●採点は厳しめで。あいまいな数字や文字はすべて×とする
●記述問題は、教科担当の先生に採点をお願いする
※配点が不明の場合は「正答数÷設問数」を計算し百分率で考えてください。


極力自分以外の人に採点してもらうのがポイントです。
自分で採点すると、どうしても甘くなってしまうからです。

以前もふれましたが、過去問演習を始める9月~10月の時点では、はっきり言って全然点数が取れません。最終的にはきちんと合格した受験生でも、最初は100点満点中20~30点しか取れなかった、こんな事例は数えきれないほどあります。

だんだん点数が取れるようになっていくものなので、過度に気にする必要はありません。
ただ「傾向と対策をつかむこと」「過去問演習で判明した苦手単元の復習」の2点だけはしっかりやるようにしてください。
それなくして、点数が取れるようにはなりません。

実は、過去問やり始めの時期に余裕で合格点を取っている方がいろいろと危険なのです。
(なぜ危険なのか、これについてはまた後日ふれます)


②合格最低点について

「合格最低点」とは、文字通り「合格者の最低点数」という意味です。
言い替えると「この点数以上取れた人が合格しています」という点数です。

「合格最低点」は学校のホームページや、過去問集で確認することができます。
※一部、合格最低点を公表していない学校もあります。

過去問演習をするときは、合格最低点をクリアすることが目標になります。
ただ、繰り返しになりますが9月や10月にクリアするのはかなり難しいです。

実際の受験生は「2月の入試」でこの点数を取ったわけですから「9月や10月段階で同じ点数を取りなさい」というのは、さすがに厳しい要求ですよね。

そこで「この時期には、合格最低点に対してどのくらい取れていればいいのか」という割合の目安をご紹介しておきます。

    9月  10月  11月  12月  1月

割合  70% 80%  80%  90%  100%


割合は合格最低点に対しての割合なので注意してください。たとえば400点満点で、合格最低点が250点の学校の場合、11月の段階でその80%、つまり250×0.8=200の200点が取れていれば順調に仕上がっていると判断できる、というわけです。

1月の段階では、合格最低点をクリアできていないと入試本番では厳しい戦いになると予想できます。

上記の割合はあくまで目安ですが、参考にしてください。
ただ、この割合に甘えることなく、できるだけ早い時期に合格最低点がクリアできるよう努力しましょう。

明日に続きます。


さいとう
 
 
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