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「〇〇くん(さん)よりはいい点数だった」①

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。
  
今日は気になる「子どもの一言」の第6弾です。
 
 
【気になる一言⑥】
 
「〇〇くん(さん)よりはいい点数だった」


例えば平均点が80点のテストで60点を取ったとしましょう。
周りは自分より点数が上の人ばかりで落ち込んでいましたが、
友達のAくんは40点であることが分かりました。

そして家に帰ってからの会話です。
母:「あら60点だったのね。平均点に届いてないじゃない」
「でも、Aくんよりはいい点数だったんだよ」
母:「自分よりも点数の低い人と比べるんじゃありません!」
  「BくんやCくんは90点以上取っているんだから、その人達と比べないと」

ついつい他人と比べてしまうのが人間の本能です。
自分がビリだった訳ではない!自分よりもできない人だっていたんだ!
このように主張したくなる気持ちはよく分かります。

しかし・・・
いつも申し上げている通りで、これでは自分の成長にはつながりません。
どうしても「〇〇くん(さん)よりはいい点数だったから大丈夫」という発想になり、得点差を埋める努力を怠ってしまうからです。

この例では「自分よりも点数の低い人と比べるんじゃありません!」と母親がたしなめています。
さらに「BくんやCくんは90点以上取っているんだから、その人達と比べないと」と諭しています。

果たしてこの対応は正解と言えるのでしょうか。
「自分よりできる人と比べるといいのか」というと、実はそうでもないのです。

明日に続きます。


さいとう
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