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量か質か④

こんにちは。算数教師のさいとうです。

「量か質か」今日が最終回です。

【ポイント】
●質よりも量が先
●なぜなら質を高めるためには量をこなさないといけないから
  
そこから言えること、今日は④です。

 
④いつまでも「量」ばかりを追い過ぎない
 
量がこなせるようになった人から次のステージに進めます。
すなわち「質を高める」ステージです。

これまで「質を高めるためには、まずは量をこなすこと」と申し上げてきました。
ただ量をこなしているのに、一向に質が高まらないケースがあります。
残念ながら「量をこなしていれば、必ず質が上がる」とは言えないようです。

なぜでしょうか。
考えられる原因はいくつかありますが、ひとことで言うと「目的が正しく理解できていない」からということになります。
そして「量をこなすことそのものが目的になっている」という点が共通しています。

宿題を例にとって考えます。
宿題の大きな目的の1つは「学習した内容を復習し定着させること」です。
ただ次のような子がいたらどうでしょう。

●親から「宿題は終わったの」というチェックが頻繁に入る
●宿題を終わらせるとそれなりにほめてもらえる(内容は見られない)
●宿題が終わらないと親や塾の先生に厳しく叱られる・・・

この子にとっての最優先の課題は「宿題を終わらせること」になります。
極端なことを言ってしまうと、この子にとっては「正解・不正解」はどうでもよいのです。
とにかく終わらせることに躍起になります。
解き直しをする気などさらさらありません。そんなことをしていたら時間が足りなくなるかもしれないからです。

これが「量をこなすことそのものが目的になっている」という状態です。
さて、ここでお読みになっている方は「これは本人だけに問題があるわけではない」ということにお気づきになったのではないでしょうか。

そう、まず私たち大人が質にこだわらなければならないのです。
それをせずに「量をこなしたかどうかだけ」で子どもをほめたり叱ったりしているから、子どもの学習の質が一向に高まらないのです。

私たち大人でも『「手段」がいつの間にか「目的」になってしまう』という失敗をしがちです。
大いに気を付けなければいけませんね。


さいとう
 
 
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