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先を読んで計算する①

こんにちは。算数教師のさいとうです。

算数の問題を解いているときは、目先の計算だけに一生懸命になってはいけません。

できるだけ手間をかけなくていいように、先を読んで計算する必要があります。

よく言われるが「3.14の計算はなるべく1回で済ませましょう!」というものがあります。

例えば図形の面積を求める問題を解いていたときに、

「半径が5cm・中心角45°のおうぎ形」から「半径が3cm・中心角45°のおうぎ形」を引けばいい、

ということに気づいたとしましょう。

すると式はこうなります。→ 5×5×3.14×45/360-3×3×3.14×45/360

先が読めない人は、次のように1つ1つ計算しようとします。

① まず5×5×3.14を計算する  25×3.14=78.5

② その答えを8で割る(45/360=1/8なので) 78.5÷8=9.8125

③ 次に3×3×3.14を計算する 9×3.14=28.26

④ その答えを8で割る 28.26÷8=3.5325

⑤ ②の答えから④の答えを引く 9.8125-3.5325=6.28

うーん・・・根性は素晴らしいですが、どこかで間違えそうですね。

「目の前のことに一生懸命な人」というと聞こえはいいですが、

別の言い方をすれば「先のことを何も考えていない人」ということになってしまいます。

では、先を読んでいる人はどのように計算するのでしょうか。

明日に続きます。


さいとう
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