とある算数教師のブログ「日々勉強中ー約10行日記」

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こんにちは。算数教師のさいとうです。

今日も「何度も同じことを教えているのに、生徒(子ども)がなかなかできるようにならない！」理由について、考えていきます。

今回ご説明する理由については、意外にご存じない方が多いかもしれません。
恥ずかしながら、実は私もこの仕事を始めた当初は気づいていませんでした。


③何度も教えている『のに』できないのではない。
　何度も教えている『から』できないのだ！

昨日挙げた①②の理由以外に、ぜひ、この③の可能性も考えてみてください！

生徒が分からないところを教えてあげるのは、もちろん大事な教師の役割です。
しかし、教える側はそこで満足してはいけません。

最終的には「生徒が自力で解けるようになる」ところまで導かなければなりません。
いくらその場で分かったとしても、生徒が自分で解けるようにならなければ意味がないのです。

なんでも教えてもらうことに慣れてしまうと、生徒は自分で考えなくなってしまいます。
「同じ問題も分からなければ何度でも教えてもらえる」という甘えが生まれます。
なぜなら、自分で考えるより、教えてもらう方が楽だからです。

つまり、「できるようにならない」理由は、「何度も教えてしまうから」かもしれないです。
「何度も教えている『から』できない」という可能性も疑ってみてください。

ちなみに、これは生徒の責任ではありません。
間違いなく教師の責任です。



では、どうすればよいのでしょうか。
私はこのように考えています。
生徒に自力で問題を解けるようになってもらうためには、「あえて教えない」という選択肢があっても良いと。

長くなりますので、金曜日に続きます。


さいとう


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http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
２０１５年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。

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