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「教え過ぎ」と「教えなさ過ぎ」②

こんにちは。さいとう算数教室のさいとうです。

なぜ「教え過ぎ」は良くないのでしょうか。
(ここでの「教え過ぎ」には「指示の出し過ぎ」や「困るとすぐに助言する」という意味合いで使っています)

理由はさまざまありますが、私は次の3つが大きいと考えています。

①自分で考えなくなってしまうから

「指示を出し過ぎてしまう」ことは、自分で考える機会を奪ってしまうことになります。
多くの人にとって、どうするかを自分で考えるよりも指示を聞いてその通りに動く方が楽です。
しかがって、どうしても楽な方に流れてしまいます。
 指示がないと動けない、いわゆる「指示待ち人間」になってしまいます。


②自分の力で解いたという達成感が得られない

頭の中に「?」がある。分からなくてモヤモヤする。
自分なりに一生懸命考えていると、このようなことは何度も起きます。
むしろこのことこそが勉強においては重要なのです。

「?」が解決されたとき、モヤモヤが晴れたとき、大きな達成感を得られます。
特に自分の力で解決できたときの爽快感は何事にも代えがたいものがあります。
このような経験があって「学ぶことは楽しい」という気持ちが芽生えるのではないでしょうか。

困っているのをすぐに助けてしまうと、子ども自身の力で課題解決する機会を奪ってしまうことになります。



③困難に立ち向かう姿勢が身につかない

①②の結果として、困難(難問)に立ち向かう姿勢が身につかなくなります。
自分で解決しようという気持ちよりも先に、
「どうすればいいか指示してほしい」「困っているから助けてほしい」と考えるようになってしまうからです。
 
  
さいとう
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