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授業へのこだわり②(「分かりやすい授業」とは?)

こんにちは。算数教師のさいとうです。

私は「分かりやすい授業」を心がけています。
より正確に言うと「その生徒にとって最も分かりやすい授業」です。

「その生徒にとって」という部分がポイントです。
まず前提としてあるのが「自分(教師)が分かりやすいと思っている説明が、目の前の生徒にとっても分かりやすいとは限らない」ということです。

算数の問題の答えは1つですが、解き方も1つとは限りません。
単純な問題を除けば、1つの問題に対してさまざまなアプローチができるのです。
例えば「数式でアプローチする」のが得意な生徒もいれば「図や表などをかいてアプローチする」のが得意な生徒もいます。

「図や表などをかいてアプローチする」のが得意な生徒から、分からない問題について質問されたとしましょう。
このとき「数式でアプローチする方が分かりやすい」と思っている教師が、一生懸命数式を書きまくって説明しても、生徒になかなか理解してもらえないことがあります。
挙げ句の果てには「あの先生の説明分かりづらい!」とさえ言われてしまうこともあります。

なぜこのようなことになってしまうかというと「自分(教師)が分かりやすいと思っている説明が、目の前の生徒にとっても分かりやすいとは限らない」からです。

考えてみると当たり前のことなのですが、このことが分かっていない教師が意外に多いように感じています。
「一生懸命教えているのに、なかなか生徒の成績が上がらない」と悩んでいらっしゃる方は、自分の説明が「その生徒にとって本当に分かりやすいのか?」を考えてみる必要があるのかもしれません。

何をすればいいのかは、いたって簡単です。
生徒が質問を持ってきたときに、私がいつもしているのは次の2つです。
●生徒が問題を解いたノートをくまなくチェックする
●実際に目の前でもう一度問題を解いてもらう

生徒がどんな解き方をしているのかが分かれば、どういう説明が伝わりやすいのかも分かるはずです。
そして、できる限り生徒が書いた式や図・表を使って続きを説明してあげればいいのです。

もし、生徒が何も手をつけずに質問を持ってきたら「できるところまでもう一度自分でやってごらん」と言って、解いている様子を見ればいいのです。
答えまでたどり着かなかったとしても、まったく手も足も出ないということはほとんどありません。何らかの式や図・表をかくことができるはずなので、それを活かして続きを説明してあげます。

生徒からすると「自分のやり方に合わせて説明してもらえている」ので、分かりやすいと感じるのは当然ですよね。

つまり、分かりやすい授業をしたければ「生徒が問題を解くのを見る」ことががいちばん大事なのです。
なぜなら、分かりやすいかどうかを評価するのは生徒だからです。

「楽しくて分かりやすい授業」をすること
私は常にそれを心がけています。


さいとう

「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」

さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
2015年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。

東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。

現在、9月体験授業・特別講座「シルバーウィーク集中特訓」の申し込みを受付中です。
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