[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
「固まってしまう子」への対処法②
2015.12.11 Friday 20:30 | 授業・指導へのこだわり
こんにちは。算数教師のさいとうです。
念のためもう一度御説明いたしますと、
「固まってしまう子」・・・難しい問題を前にして、何もできずに手が止まってしまう子
のことです。
きのうに続いて「固まってしまう子への対処法」について考えていきます。
以前ご紹介した問題を例に考えていきましょう。
【問題】
AとBの2つの整数があり、合計は50です。
AをBでわると商が3であまりが2になります。
このときAとBはそれぞれいくつですか。
この問題を前に完全に固まってしまった子にどのような声をかければいいのでしょうか。
以下に、ひとつの例を紹介します。
ただしこれが誰に対しても正解というわけではありません。
生徒ごとに正解がありますので、あくまで参考と言うことでご紹介いたします。
例えば、数式を書いて考えるのが得意なタイプであれば、
先生:「このわり算を式に表すことはできるかな?」と投げかけます。
生徒:「A÷B=3・・・2」としますが、ここでまた固まります
しばらく様子をうかがっても何ともなりそうにない場合、
先生:「もしB=5だとしたら、Aはいくつになるかな?」と投げかけます。
生徒:「17です」
先生:「どうやって求めたの?」
生徒:「5×3+2=17と求めました」
Bをいろいろな数字に置き換えて、何度かAを求めさせてもいいかもしれません。
ここでピンと来てくれればいいのですが、難しいときもあります。
先生:「結局Aを求めるためにはBをどうすればいいのかな?」
(つまりAとBはどういう関係なのかな?)
生徒:「3倍して2をたせばいい。・・・あっ!!」
ここでようやく気づいてくれました。
「A÷B=3・・・2」=「AはBの3倍より2大きい」だということに!
「結局、分配算なんだ!」と気づけばあとはもう大丈夫です。
図で考えるのが得意な子であれば、
「わり算の様子を図にしてみることはできるかな?」
と投げかけてみるといいかもしれません。
(最初から「線分図にしてみると」とは言わない方がいいでしょう)
「そんな面倒なことせずに、さっさとやり方を教えて、残った時間で類題をたくさん解かせればいいじゃないか?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに最初から「AはBの3倍より2大きい」と教えてしまった方が教師にとっても生徒にとっても楽です。
しかし私は極力、さきほど書いたような手順を踏んで、生徒自身に気づかせるようにしています。
(もちろん時間の都合もあるので、毎回必ずできるわけではありませんが・・・)
なぜなら生徒に「自分の頭を使って考えてほしい」からです。
頭は使えば使うほど、どんどん良くなっていくのです!
さいとう
「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」
さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
大田区にある中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。
2015年夏に開校しました。
東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~雪が谷大塚~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
【さいとう算数教室からのお知らせ】
①12月・1月無料体験授業の申込受付中です!
②冬期講習の申し込みを受付中です!
③[小3向け]中学受験準備講座の申し込みを受付中です!
念のためもう一度御説明いたしますと、
「固まってしまう子」・・・難しい問題を前にして、何もできずに手が止まってしまう子
のことです。
きのうに続いて「固まってしまう子への対処法」について考えていきます。
以前ご紹介した問題を例に考えていきましょう。
【問題】
AとBの2つの整数があり、合計は50です。
AをBでわると商が3であまりが2になります。
このときAとBはそれぞれいくつですか。
この問題を前に完全に固まってしまった子にどのような声をかければいいのでしょうか。
以下に、ひとつの例を紹介します。
ただしこれが誰に対しても正解というわけではありません。
生徒ごとに正解がありますので、あくまで参考と言うことでご紹介いたします。
例えば、数式を書いて考えるのが得意なタイプであれば、
先生:「このわり算を式に表すことはできるかな?」と投げかけます。
生徒:「A÷B=3・・・2」としますが、ここでまた固まります
しばらく様子をうかがっても何ともなりそうにない場合、
先生:「もしB=5だとしたら、Aはいくつになるかな?」と投げかけます。
生徒:「17です」
先生:「どうやって求めたの?」
生徒:「5×3+2=17と求めました」
Bをいろいろな数字に置き換えて、何度かAを求めさせてもいいかもしれません。
ここでピンと来てくれればいいのですが、難しいときもあります。
先生:「結局Aを求めるためにはBをどうすればいいのかな?」
(つまりAとBはどういう関係なのかな?)
生徒:「3倍して2をたせばいい。・・・あっ!!」
ここでようやく気づいてくれました。
「A÷B=3・・・2」=「AはBの3倍より2大きい」だということに!
「結局、分配算なんだ!」と気づけばあとはもう大丈夫です。
図で考えるのが得意な子であれば、
「わり算の様子を図にしてみることはできるかな?」
と投げかけてみるといいかもしれません。
(最初から「線分図にしてみると」とは言わない方がいいでしょう)
「そんな面倒なことせずに、さっさとやり方を教えて、残った時間で類題をたくさん解かせればいいじゃないか?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
たしかに最初から「AはBの3倍より2大きい」と教えてしまった方が教師にとっても生徒にとっても楽です。
しかし私は極力、さきほど書いたような手順を踏んで、生徒自身に気づかせるようにしています。
(もちろん時間の都合もあるので、毎回必ずできるわけではありませんが・・・)
なぜなら生徒に「自分の頭を使って考えてほしい」からです。
頭は使えば使うほど、どんどん良くなっていくのです!
さいとう
「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」
さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
大田区にある中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。
2015年夏に開校しました。
東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~雪が谷大塚~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
【さいとう算数教室からのお知らせ】
①12月・1月無料体験授業の申込受付中です!
②冬期講習の申し込みを受付中です!
③[小3向け]中学受験準備講座の申し込みを受付中です!
PR