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量か質か②
2015.10.21 Wednesday 21:30 | 今日のひとこと
こんにちは。算数教師のさいとうです。
昨日の続きです。
なぜ質よりも量が先なのでしょうか。
答えは簡単です。
質を高めるためには量をこなさないといけないからです。
最初から質の高い学習ができれば、こんなに素晴らしいことはありません。
ただ、そんなことができる人はほとんどいません。
質の高い仕事をする人、例えば職人さん・スポーツ選手・芸術家などの多くは、若いときや下積み時代に多くの量をこなしてきた方達です。
量をこなしていくなかで「工夫や発見が生まれ」質が高まっていくのです。
このことから次のようなことが言えると思います。
①質を高めるためには「量をこなすだけ」という状態を通過しないといけない
親が子どもの勉強の様子を見ていると「量に追われてただ漫然とこなしているだけ」に見え、心配になることがあります。
これは「量は多いが質が低い」の典型です。
「量をこなさないと質が高まらない」ということを考えると、どうしても避けられない状態なのです。
②「負担が大きい⇒ただ量を減らす」では解決にならない
「大量の宿題に追われている子どもが大変そうだ」というとき、
解決策の1つとして「宿題を減らす」という選択肢があります。
もちろん私もこの選択肢をとることがあります。
ただし「ただ宿題を減らす」だけでは解決策になりません。
ここまでお読みの方はもうお分かりかもしれませんが、
「宿題を減らす」ことは「量を減らす」ことです。
量を減らすと、質はなかなか高まりません。
質は低いまま・・・しかも量もこなせないとなると、周りにどんどん差をつけられてしまいます。
量を減らした結果、少ない量に慣れてしまっては、ますます量がこなせなくなってしまいます。
量に追われることは一概に悪いとは言えません。
「早くやる方法はないのか」
「取り組み方に改善すべき点はないか」
追われる状況から抜け出すために、工夫をこらし、質が高まるという面があるからです。
しかし明らかに子どもが負担を感じており、その負担を減らした方がいいときはどうすればいいのでしょうか。
例えばいま宿題として「問題集A」「問題集B」「問題集C」の3つが出ているとしましょう。
これをまず「問題集A」だけに減らします。
ただ、これで終わりにすると、ただ量を減らしただけになってしまいます。
「問題集A」だけにするかわりに、2回もしくは3回解くこと(反復)
これならどうでしょう。
2回目、3回目とくり返すごとに、解くのにかかる時間は短くなります。
解ける問題も増えますので、これまでよりは確実に負担は減るはずです。
しかも解く問題量はたいして減っていない。
いいことづくしですね。
次回に続きます。
さいとう
「算数のお悩み、いまのうちに解決しませんか」
「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」
さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
2015年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。
東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
【さいとう算数教室からのお知らせ】
①11・12月無料体験授業の申込受付中です!
②冬期講習の申し込みを受付中です!
③[小3向け]中学受験準備講座のご案内を開始しました!
④[小2・小3向け]特別講座のご案内を開始しました!
昨日の続きです。
なぜ質よりも量が先なのでしょうか。
答えは簡単です。
質を高めるためには量をこなさないといけないからです。
最初から質の高い学習ができれば、こんなに素晴らしいことはありません。
ただ、そんなことができる人はほとんどいません。
質の高い仕事をする人、例えば職人さん・スポーツ選手・芸術家などの多くは、若いときや下積み時代に多くの量をこなしてきた方達です。
量をこなしていくなかで「工夫や発見が生まれ」質が高まっていくのです。
このことから次のようなことが言えると思います。
①質を高めるためには「量をこなすだけ」という状態を通過しないといけない
親が子どもの勉強の様子を見ていると「量に追われてただ漫然とこなしているだけ」に見え、心配になることがあります。
これは「量は多いが質が低い」の典型です。
「量をこなさないと質が高まらない」ということを考えると、どうしても避けられない状態なのです。
②「負担が大きい⇒ただ量を減らす」では解決にならない
「大量の宿題に追われている子どもが大変そうだ」というとき、
解決策の1つとして「宿題を減らす」という選択肢があります。
もちろん私もこの選択肢をとることがあります。
ただし「ただ宿題を減らす」だけでは解決策になりません。
ここまでお読みの方はもうお分かりかもしれませんが、
「宿題を減らす」ことは「量を減らす」ことです。
量を減らすと、質はなかなか高まりません。
質は低いまま・・・しかも量もこなせないとなると、周りにどんどん差をつけられてしまいます。
量を減らした結果、少ない量に慣れてしまっては、ますます量がこなせなくなってしまいます。
量に追われることは一概に悪いとは言えません。
「早くやる方法はないのか」
「取り組み方に改善すべき点はないか」
追われる状況から抜け出すために、工夫をこらし、質が高まるという面があるからです。
しかし明らかに子どもが負担を感じており、その負担を減らした方がいいときはどうすればいいのでしょうか。
例えばいま宿題として「問題集A」「問題集B」「問題集C」の3つが出ているとしましょう。
これをまず「問題集A」だけに減らします。
ただ、これで終わりにすると、ただ量を減らしただけになってしまいます。
「問題集A」だけにするかわりに、2回もしくは3回解くこと(反復)
これならどうでしょう。
2回目、3回目とくり返すごとに、解くのにかかる時間は短くなります。
解ける問題も増えますので、これまでよりは確実に負担は減るはずです。
しかも解く問題量はたいして減っていない。
いいことづくしですね。
次回に続きます。
さいとう
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「中学受験(受検)の成否は算数で決まります」
さいとう算数教室のホームページはこちら↓からどうぞ。
http://www.saito-sansukyoushitsu.com/
2015年夏に開校した中学受験・算数専門・個別指導の学習塾です。
東急池上線 長原駅から徒歩30秒のところに教室があります。
東急池上線(蒲田~旗の台~五反田)や東急大井町線(大井町~大岡山~自由が丘~二子玉川)沿線にお住まいの方でも無理なく通塾が可能です。
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